自転車用語 (続き54)自転車探険!

かごカバー (basket cover)

  ひったくり防止、防雨及び内容物の遮蔽のために、かご(バスケット)に被せるカバー。
ファスナーを付けた形もある。
網(ネット)状の形(かごネット)もある。
バスケットカバーとも言う。
  メーカーは、平山産業 、など。


ブラインドスポット (blind spot)

  死角のこと。

フロントハブ (front hub)

  前ハブ。前ホイールの中心部にあって、ハブフランジからスポークリムに向かって出ている。
ハブの構成要素は、ハブ軸ハブシェル及び軸受
用途としては、ロードバイク用、マウンテンバイク用及びトラックバイク用(トラックハブ)などがある。
フランジのスポーク穴数は、28、32又は36穴など。ロックナット間距離(OLD)は、100mm。
クイックリリースの付いた形もある。

防水ソックス (waterproof sock/socks)

  雨は入れず足から出た湿気は外へ出すようにしたソックス。ソックスはソックの複数形。
内層、中間層及び外層の三層構造となっている。
内層は汗を吸収する一般のソックス素材、中間層は汗の湿気は外に出すが雨水は入らない素材そして外層は防水性であるが呼吸する素材となっている。
外観は一般のソックスと変らない。


リアハブ (rear hub)

  後ハブ。後ホイールの中心部にあって、ハブフランジからスポークリムに向かって出ている。
フランジのスポーク穴数は、28、32又は36穴など。
ロックナット間距離(OLD)は、120、130及び135mmなど。
クイックリリースの付いた形もある。
変速機を内装したハブ(ハブギア)もある。ブレーキを内装したハブ(コースターハブ)もある。

前輪駆動自転車 (front wheel drive bicycle/bike)

  前輪駆動の自転車。
ペダルを漕いで、前輪を駆動する自転車。
電動機による前輪駆動の電動アシスト自転車がある(左図)。
ペダルで後輪を駆動しているので、両輪駆動となっている。
前輪駆動のリカンベントがある。
右図のリカンベントのチェーン長さは、
ロードバイクとほぼ等しい。
ハイホイーラー は前輪駆動となっている。
2輪駆動自転車は前輪も駆動する。

ロード車 (road bike)

  広義には舗装路を走ることを前提とした自転車。一般には、ドロップハンドルを持ち変速機の付いたスポーツ車の総称。ロードバイクとも言う。
クイックリリース車軸、フリーホイール、700Cタイヤおよび結合形ペダルを装備している。
用途は公道での競技、サイクリングおよび自転車旅行(ツアーリング)など。
   参考資料  [自転車メーカー

ローステップフレーム (low step frame)

  ステップを低くするために、上管(トップチューブ)が低いか又は下管(ダウンチューブ)のみとしたフレーム
シティ車(シティサイクル)及び三輪車などに使われる。
ステップが低いので乗りやすい。
スカートまたはドレスを着て乗れる。
菱形フレームに比べて、形状に基づく強度が低くなるので、フレームの管を太くかつ肉厚を大きくして強度を確保しなければならず重くなる。


洗濯 (washing)

  衣服などを洗って汗及び汚れを落とすこと。夏の自転車走行で汗をかいた衣服は、その日のうちに洗う。 翌日まで置くとバクテリアによって臭気が発生する他、酸化等によって落ちにくくなる。

発泡ポリスチレン (expanded polystyrene)

  発泡させたポリスチレン([C88)。
ポリスチレンはスチレン(C88)の重合体(ポリ)。
ポリスチレンビーズに高温蒸気を当ててポリスチレンを発泡させて作る。その発泡ビーズを型に入れて蒸気で加熱して融着させる。
ヘルメットの衝撃吸収材として使われる。一度、衝撃を受けると発泡ポリスチレン(EPS)は変形して回復しないので、ヘルメットは再使用できない。

チンストラップ (chin strap、chinstrap)

  あごひものこと。ヘルメット及び帽子などに付属していて、これらを頭に固定するために、あご(チン)の下に通す(掛ける)ひも(ストラップ)。

ボトルケージアダプター (bottle cage adapter)

  ボトルケージを自転車に取り付けるための適用部品(アダプター)。
取り付け位置は、ハンドルハンドルステムフレームサドル支柱及びサドルレールなど。 角度調節ができるようになっているものもある。ボトルケージは付属していない。
  メーカーは、箕浦SKSTopeak 、など。










ツールバッグ (tool bag)

  工具(ツール)を入れるバッグである工具バッグのこと。

駐輪場 (bicycle parking、cycle parking、bicycle station)

概要
  自転車置き場。
屋根の有無がある。
地下式(地下駐輪場)がある。
有料及び無料がある。
カードで入口の扉が開閉する方式がある。
設置場所
  公共、駅、スーパーなどの商店、集合住宅、学校、病院、企業及び自転車シェアーリングなどの駐輪場がある。
  地下駐輪場(下図)の中には、自転車の上下移動のために自転車コンベアを設置した施設がある。
義務付け
  札幌市は、自転車通勤および営業に配慮して、
オフィスに駐輪場を設けることを義務付けている。
スペース
  駐車場の自動車1台のスペースで約10台の自転車を駐輪できる。
メーカー
  オービック・ジャパン
技研製作所
サス・サンワダイケン
東海技研トーマス
ニチプレ
日本鉄構建設工業
ビシクレット
ワイエム工業
Bike Dock SolutionsCycleSafeFalcoFederal
Steadycorp Pty 、など。
























フロントホイールドライブ (front wheel drive)

  前輪駆動のこと。

坐骨間隔 (sit bones distance、sit bones spacing、distance between sit bones)

  坐骨の下部突起間の距離(右図)。
簡易な測定法は、椅子の上に板を置き、
その上にダンボール紙を敷いてその上に座るとダンボール紙がへこんで突起の位置が分かるので、
その間隔を測る。
坐骨間隔は、性別、年齢、体格などによって異なり、75~125mm。
坐骨間隔によりサドル幅が決まる。

フィックストギアバイク (fixed gear bike)

  固定スプロケット自転車と同じ。フィックスドギアバイクとも言う。英語の発音はフィックストギアバイク。

ノーズレスサドル (noseless saddle)

  サドルノーズ会陰 を圧迫しないよう、ノーズ(鼻)をなくしたサドル。
競技車などではノーズは高速での曲がり(コーナリング)などでの制御および落下防止などのために必要。
  メーカーは、BycycleComfort SaddleDimarErgoHögerHobson AssociatesKefren
New Concepts Development GroupNexrideRealSeatSpongy Wonder 、など。

ペムナット (pem nut、PEM nut)

  リベトナットの商品名(ブランド)。1942年に設立したPenn Engineering & Manufacturing Corp.(現在は、PennEngineering)の頭文字。

バンダナ (bandana、bandanna)

  絞り染めまたは更紗(サラサ)模様を染め抜いた木綿の布。
ハンカチーフ(ハンカチ)として用いたり、首に巻いたり、頭を覆ったりする、スカーフのように用いたりする。
日光を遮蔽するため又はファッションとして女性などが自転車に乗るときに使用することがある。
バンダナに似せた帽子であるバンダナ帽子がある。


ロックアウトレバー (lockout lever)

  サスペンションの動きを止める(ロックアウト)ためのレバー。形状はメーカーによって異なる。

29erフレーム (29er frame)

  29erに使うフレーム。
ハードテールフレーム及びサスペンションフレームがある。
材質は、アルミ合金、クロモリ(CrMo)鋼、チタン合金および炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗に言うカーボン)など。
BB30ボトムブラケットシェルを使っているものもある。
  メーカーは、Grammo Factory OutletMisfit Psycles
Pipedream CyclesTitus BicyclesVassago Cycles 、など。

オフロード (off-road、off road、offroad)

  山、丘及び野原などの舗装されていない公道でない多くは細い道。
通行にはマウンテンバイクを使う。
オンロードとの対比で使われる。
オフロードの細い道をシングルトラック ということがある。
オフロードをマウンテンバイクで走ることをマウンテンバイキングと言う。

個人タイムトライアル (individual time trial)

  自転車競技者個人が時間を争うロード競技。
1分又は2分の等しい間隔でスタートする。
自転車は、タイムトライアルバイクが使われる。
ドラフティングは許されていない。
距離は、大会によって異なり、第15回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大潟大会では、
男子エリート30km、ジュニア20kmそして女子エリート20km、ジュニア15km。


ケーブルタイ (cable tie)

  結束バンドのこと。

チームタイムトライアル (team time trial)

  自転車競技者のチームが時間を争うロード競技。
各チームは、2分、3分又は4分の等間隔でスタートする。
チームのスタート順序は、個人タイムトライアルの結果に基づいて決める。
上位のチームは後でスタートする。 後でスタートすると勝つための時間が分かるので有利となる。
自転車は、タイムトライアルバイクが使われる。
個人タイムトライアルでは許されていないドラフティングが許されており、各チームは戦術として使う。
写真はツール・ド・フランスにおけるチームタイムトライアル(TTT)の一光景。
2005年のツール・ド・フランスでは57.3km/hの速度を出している。


ジップタイ (zip tie)

  結束バンドのこと。

レインパンツ (rain pant)

  雨(レイン)を防ぐために着用するズボン
米国ではズボンのことをパンツという。
パンツはパントの複数形。
日本ではブリーフそして英国ではズボン下のこと。
ゴアテックスなどの防水・放湿性の素材で作られている。
腰に引き紐(ドローコード)の付いた形もある。
下部の後ろ側に付けたベルクロテープで、下部を絞れるようにした形もある。
両横にジッパーを付けて、靴を履いた状態でも着用できるようにした形がある。
雨ズボン及びレインズボンとも言う。



ABS樹脂 (Acrylonitrile Butadiene Styrene)

  アクリルニトリル(A)、ブタジエン(B)およびスチレン(S)の三種のモノマーを共重合した樹脂。
耐衝撃性がある。メッキできるのも特徴。メッキしたものは金属部品と間違うこともある。

テーパーヘッドセット (tapered headset)

  下部軸受が上部軸受よりも大きいヘッドセット
上部軸受は標準的な28.6mm(1-1/8")であるのに対して、
下部軸受は31.8mm(1-1/4")又は38.1mm(1.5")と太くしている。
立ち漕ぎなどにおけるフレームおよび操縦管の強度と剛性を上げることなどを意図している。
テーパーの付いた頭管(テーパーヘッドチューブ)及び
テーパーの付いた操縦管(テーパーステアラー)との組み合わせで使う。
  メーカーは、Cane CreekChris KingFull Speed AheadHope Technology 、など。




バイククリーナー (bike cleaner)

  クリーナーと同じ。

台北国際自転車展 (Taipei International Cycle Show)

  1988年に始まり、対外貿易発展協会が主催して台湾の台北市の会場(台北世界貿易センター南港展示館)で毎年春に開催される自転車、自転車部品及びアクセサリーの専門見本市。
  2010年は国内外の894社(計3,018ブース)が参加。
海外からは36カ国の216社が参加した。
国外バイヤー(5,160人が参加)と国内業者(24,808人が参加)が活発な商談を行った。
  公式ホームページ







サイクリングファッション (cycling fashion)

  サイクリングのときなどに着用するファッション性の衣服。サイクルファッションとも言う。

ブレーキブラダー (brake bladder)

  流体ブレーキレバーリザーバーに付いているブラダー(ダイアフラム)。
ブレーキ掛けによるパッドの温度上昇により熱膨張した流体によって押されることによって膨張分の流体を受け入れる。
流体ブラダーともいう。
材質はゴムなど。
右図は一例。
  飲料水をいれるブラダー(水袋)もある。

アーバンヘルメット (urban helmet)

  街乗りに使うヘルメット。男性用、女性用及び男女両用がある。アーバンは都会のこと。オープンフェースヘルメットと同じ。









コクピット (cockpit)










概要
  飛行機の操縦室(コクピット)の連想から、自転車のハンドルステムを含むハンドル部を表す。
付属品
次のような部品を付けることがある。
   前照灯サイクルコンピュータGPSサイクルコンピュータiPhoneサイクルコンピュータ動力計バックミラーバーエンドミラーベルホーン 傾斜計
ボトルケージアダプタースペースグリップ地図ホルダーカップホルダー及びハンドルバッグ 、など。
コクピット長
  コクピットにサドルを含めることもある。サドルとハンドルの水平距離はコクピット長 と言う。

トリクルダウン (trickle down)

  上位グループ(部品群)の部品の技術などが数年後に下位部品に使われること。 例えば、デュラエースのXXXの技術がアルテグラにトリクルダウンした、の如く使われる。
本来の意味は、ぽたぽた落ちる、 滴り(したたり)落ちる。

ロードヘルメット (road helmet)

  ロードバイクに乗るときに着用するヘルメット
単にヘルメットというと、ロードヘルメットを指すことが多い。
空気抵抗が減りかつ頭を空気で冷やすことができる構造となっている。




ヨーアングル (yaw angle)

  ヨー角と同じ。

オープンフェースヘルメット (open face helmet)

概要
  顔面が開いているヘルメット。フルフェースヘルメットと対比して使われる。 街乗り(特に女性)などに使われるのでアーバンヘルメット及びストリートヘルメットとも言う。マウンテンバイクに使う形もある。
空気孔
  ロードヘルメットに比べて小さく、数も少ない。
視認性
  日没後の周囲からの視認性を良くするために、前部に赤色そして後部に白色のLED投射照明を付けた形がある(右端図)。360°方向から視認できるようにしている。 前照灯として必要な明るさはない。
雪かき
  屋根の雪かきをするときは、転落に備えてヘルメットを被るのが望ましいと言われている。
材質
  外殻はABS樹脂、ポリカーボネイト及び炭素繊維強化樹脂などそして内張りとしてEPSが使われる。
メーカー
  Alpina Bell SportsBern UnlimitedCratoni helmetsCycle FashionFox HeadHardnutZLazer SportLouis GarneauPOCTorch ApparelUvex SportsUrge Bike 、など。

計算流体力学 (Computational Fluid Dynamics)

  CFDとも言う。コンピュータ及びソフトウエアをを使って数値モデルの空気の流れなどをシミュレーションする。空気の流れを可視化できるのが一つの利点。
風洞よりも安価。風洞で得られないデータが得られることもある。
試作後に風洞で確認することもある。
右図はヘルメットを着用しないでタイムトライアルバイクに乗って走行している時の空気の流れ及び空気抵抗をコンピュータで計算して画面に表示したもの。
この例ではエアロヘルメットを着用したときの計算画面と比較する。
左図はエアロリムの空気の流れのシミュレーション画面。
計算流体力学をビジネスとしている業者がいる。
計算流体力学を行う市販のソフトがある。
2次元の解析を行うソフト及び3次元の解析を行うソフトがある。

ポーチ (pouch)

  小物を入れる小さな袋。
長手方向にジッパーが付いている。
予備チューブ及び工具などを入れる。
ボトルケージ座に取り付けるポーチケージがある。
ポーチケージの上にボトルケージを取り付けることもできる。
  メーカーは、Lone Peak PacksTallac 、など。



オンロード (on-road、on road、onroad)

  舗装された公道(ロード)。オフロードとの対比で使われる。

清掃ミット (wash mitt)

  清掃手袋(ミット)。手袋のように手にはめる清掃具。
手にはめた手袋自体で自転車のフレームなどを清掃又は磨きをする。
両面を使うことができる。
洗浄して再使用することができる。
  メーカーは、Purple Harry 、など。

CO2キャニスター (CO2 canister)

  CO2カートリッジのこと。キャニスターは小容器。

バイクフロース (bike floss)

  清掃しにくい自転車部品の清掃及び磨きに使うマイクロ繊維製の清掃具。ロープ状の形もある。
フロースの本来の意味は真綿。
  ウエス(ぼろ布)では困難な
ドライブトレインなどの隙間及び隅などを清掃するのに適している。
フロースの左右を持って、タオルで乾布摩擦をするように左右上下などに動かして清掃する。繊維間の隙間に汚れを取り込む。メーカーによっては、ギアフロースと言っている。
  メーカーは、Finish Line Technologies Purple Harry 、など。

cSt (centi stokes)

  センチストークス。動粘度の単位。センチは百分の一のこと。ストークスは人名。cSt = 0.001 St(ストークス)。20°Cの水の粘度は、約1 cSt。

CEN (Comité Européen de Normalisation、European Committee for Standardization)

  欧州標準化委員会。
電気(CENELEC) 及び通信(ETSI)を除く全ての経済分野の欧州標準及び技術仕様を作成する。
  メンバー国はオーストリア、ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、
イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スペイン、スエーデン、スイス、トルコ、イギリスなど。
  CENホームページ

ポンプホルダー (pump holder)

  空気入れホルダーのこと。

担ぎ (shouldering、shouldering bike、shoulder bike)

  サイクロクロスおいて、サイクロクロスバイク上管(トップチューブ)を肩に乗せる(担ぐ)こと。
その際、手でハンドルを持って安定させる。
障害物のある道又は勾配が大きく走行できない短い道などを移動するときに自転車を担いで移動する。








丘上り (hill climb、hill climbing)

  ヒルクライムと同じ。

ディンプルヘルメット (dimpled helmet)

  空気抵抗を減らすためにディンプルを付けたヘルメット
タイムトライアルヘルメットにはディンプルを付けたものがある。
ディンプルをヘルメットの前方につけた形及び後方に付けた形がある。
  メーカーは、LazerLouis Garneau 、など。

風抵抗 (wind resistance)

  抗力と同じ。

ヒルクライム (hill climb、hill climbing)

概要
  丘、山又は坂を上ること。競技もある。
自転車競技のコースに含まれていることがある。
競技例
  太魯閣国際ヒルクライム実行委員会が主催し、
台湾で行われるヒルクライム競技がある。
  公式ホームページ
登坂動力計算式
  坂を上るだけに必要な動力Pは、次式で求められる。この動力には空気抵抗及び転がり抵抗に対応する動力は含まれていない。
P = m・g・sin(tan-1(α))・v
  ここに、P : 動力 [W] 、m : 自転車及び人の質量 、g : 重力の加速度 [m/s]、α : 道の傾き(道路勾配) [%] 、v : 走行速度 [m/s]
登坂動力計算器

  登坂動力  
計算器

 自転車及び人の質量   道の傾き   走行速度   走行速度   必要動力 
  kg    %    km/h    m/s    W 
計算例
  自転車及び人の質量73kg、道の傾き2.5%そして走行速度20km/hの場合。  走行速度は5.6m/s、動力は173Wとなる。
  (注) 道の傾き(道路勾配)2.5%は水平100mに対して、垂直に2.5m上がる傾き。

W (Watt)

  ワット。動力の単位記号。単位時間のエネルギーを表す。1W = 1joule/s。1W = 1kg・m/s。蒸気機関を発明したWattに敬意を払って使われる。

内部ケーブル通し (internal cable routing)

概要
  美観のためになどに、ハンドル又はフレームの中に変速アウター(及びケーブル)又はブレーキアウター(及びケーブル)を通すこと。
右図はフレームのアウターの入口及び出口位置の一例。
問題点
  フレームの外をケーブルを通すのに比べて、アウターの質量が大きくなりかつケーブル摩擦が大きくなる。 ケーブル又はアウターの交換などの整備もやりにくい。
アウター交換方法
  ケーブルはフレームに残したままアウターだけを引き抜く。 残したケーブルに新しいアウターを通す。ケーブルも交換する場合は、古いケーブルを抜き新しいケーブルを通す。ケーブルを抜き出すときにフックを使うことがある。
サイクロクロス
  サイクロクロスバイクサイクロクロス競技において肩で担ぐことがあるので、内部ケーブル通しとしているものがある。

横風 (cross wind、side wind )

  自転車の進行方向に対して横から吹いてくる風。横風も走行に対する空気抵抗となる。横風を向かい風(風向角度90°)に含めることもある。

ヨー角 (yaw angle)

概要
  自転車速度と風速の合わさった結果として、自転車乗車者が経験する相対的な風の角度。ホイールなどの抗力(空気抵抗)はヨー角によって変わる。
計算式
  ヨー角βは次式で求められる。
β=tan-1[(V・sin(α)/{U+V・cos(α)}]
ここに、
  α : 風向角度 (ウインドアングル、自転車の進行方向と風向の角度)
   U : 自転車速度 [m/s]
   V : 風速 [m/s]
この式は、自転車速度が速くそして風向角度が小さいと、ヨー角は小さくなることを示している。
ヨー角計算器
  次にヨー角計算器を示す。走行速度、風速及び風向より計算する。

  ヨー角  
計算器

 自転車速度   風速   風向角度   自転車速度   相対速度   ヨー角 
  km/h    m/s    °    m/s    m/s    ° 
計算例
  自転車速度40km/h、風速8m/sそして風向角度30°の場合。
    自転車速度は11.1m/s、相対速度(有効速度)は18.5m/sそしてヨー角は12.5°となる。

ヨー角及び抗力
  タイヤの付いたスポークホイールのヨー角と抗力(空気抵抗)の関係をグラフにして右図に示す。
走行速度32km/h及び48km/hについて示してある。
エアロホイール
  タイムトライアルの自転車速度は45~50km/hであるから、ヨー角は15°以下となる。 エアロホイールはヨー角15°以下において抗力が最小となるように設計する。

抗力 (drag、drag force、aerodynamic drag)

  走行中の自転車及び人体が空気から受ける力。抗力に打ち勝つ動力が必要。抗力Dの計算式を次に示す。
D = 0.5 x C・A・ρ・v
ここに、D: 抗力 [N] 、C: 抗力係数 、A: 投影面積 [m] 、ρ: 空気密度 [kg/m] 、v: 空気速度 [m/s]

エアロボトル (aero bottle、aerodynamic bottle)

  空気抵抗が減るような形状にしたボトル
  立管(シートチューブ)の前方、
下管(ダウンチューブ)の上方又は頭管(ヘッドチューブ)の前方に取り付ける。
  40km/h以上の高速走行でなければ効果は表れにくい。
ロードバイク用及びタイムトライアルバイク用がある。専用のボトルケージが必要。
ロードバイク用はフレームと一体で空気整流効果が出るようにしている。 タイムトライアルバイク用はハンドルから手を離さずに飲むことができる。
  なお、 UCI 規則(1.3.024)によれば、ボトルはフレームと一体にしてはならないそしてフレーム内側の下管および立管にのみ設置できる。
  メーカーは、Airo Importation(Xlab)ArundelMount Zoom RacingSpecialized Bicycle ComponentsTorHans 、など。

ドラッグ (drag)

  ドラッグは「引く」こと。薬のドラッグ(drug)とはつづりが異なる。自転車走行時に加わるドラッグとしては、次の3種類がある。
空気ドラッグ(空気抵抗)、タイヤドラッグ及び機械ドラッグ(摩擦損失)。

かぎ (key)

  (ロック)の穴に入れて開閉する金具。予備のかぎと一対になっている。
予備のかぎ(キー)を紛失した錠は使わないことが望ましい。 かぎをかけた状態で、そのかぎを失くすとかぎが開けられなくなる。
かぎに付けるキーチェーンがある。

ウインドトンネル (wind tunnel)

  風洞のこと。英語の発音は、ウインドタネル。

ディープリムホイール (deep rim wheel、 deep rimmed wheel )

  空気抵抗を減らすために、ディープリムを使ったホイール。 リムの強度が大きいため、スポーク数は12本~と少ない。 前輪用の前ディープリムホイール及び後輪用の後ディープリムホイールがある。
  メーカーは、シマノCampagnoloEnve CompositesHed Cycling ProductsReynolds Cycling
Rolf PrimaZipp Speed Weaponry 、など。
   参考資料  「ホイール

内部ニップル (internal nipple)

  ヒドゥンニップルと同じ。

ワイヤースポーク (wire spoke)

  素材に針金(ワイヤー)を使った一般的なスポークバトンホイールに使われているスポークと対峙するときに使われる。

焼結金属 (sintered metal)

  金属の粉末を押し固め、その材料の融点以下の温度で熱し密着して固結した金属。焼結金属で作ったディスクパッドがある。

ジッパー (zipper)

金属コイル樹脂射出樹脂
  互いにかみ合う金属または合成樹脂の歯(務歯、エレメント)を布テープに取り付け、金具(スライダー)をすべらせて開閉する留め具。
ジャケットなどの衣服、バッグ 及び靴カバーなどに使われている。
歯の種類として、金属、コイル状の樹脂及びテープに射出成型した樹脂がある。
樹脂としてはナイロンなどが使われる。ツーウェイジッパーもある。
交通安全のための反射ジッパー及び蛍光ジッパーがあめる。
米国ではジッパー又はジップファスナーと呼ばれ、英国ではスライドファスナーと呼ばれている。
  メーカーは、YKK 、など。

サイクルウエア (cycle wear)

  自転車に乗るときに着用する衣服。自転車に乗るときに着用するファッション性のある衣服は、サイクルファッションという。
   参考資料  「衣服等

スクリューオンフリーホイール (screw on freewheel)

  ねじ(スクリュー)を切った後輪ハブのボスにねじ込んで取り付けるフリーホイール
シングルフリーホイール及びマルチフリーホイールがある。




インテグレーティッドバー (integrated bar、integrated handlebar)

  ハンドルとステムが一体となったインテグレーティッドハンドルと同じ。バーはハンドルバーの略語。

マルチフリーホイール (multi freewheel、multi speed freewheel)

    スプロケットが複数(マルチ)付いたフリーホイール
玉軸受も組み込まれている。
外装変速機付きの自転車に使われる。
取付工具としては、ロックリング工具を使う。
  メーカーは、シマノ、など。


シンター (sinter、sintering)

  焼結のこと。

シングルフリーホイール (single freewheel、single speed freewheel)

  スプロケットが1個(シングル)付いたフリーホイール
玉軸受も組み込まれている。
単速車(シングルスピードバイク)に使われる。
歯数は、12、13、14、15、16(左図)、17(右図)、18及び20T。
取付工具としては、ピンスパナを使う。
  メーカーは、シマノ、など。