自転車用語 (続き39)自転車探険!

トルクレンチ (torque wrench)

概要
  ボルト、ナット又はねじの締付けトルクを指示することにより、指定トルクで締付けができるようにしたレンチ。使用できるトルク[Nm]の範囲がある。
多くは左ねじにも対応できるようになっている。トルクは急激に加えないこと。
型式
  (1) プリセット形
       使用前にトルクを設定できるもの。ボルトなどを締めて設定トルクに達すると、音や感触などで分かる。設定は指針式とデジタル式がある。

  (2) プレート形
       アームがトルクに応じてたわみ、それに付いている指針がトルク目盛板上を動いて指示するもの。

  (3) ダイヤル形
       締付けトルクをダイヤル目盛などで指示するもの。ボルト及びねじ頭の形状に合わせて先端を替えられる形がある。

メーカー
  旭金属工業アドレック京都機械工具(KTC)スエカゲツール東日製作所中村製作所CDIEffetto MariposaMHH EngineeringMountz
Norbar Torque ToolsPark ToolPedro’sRitchey DesignSyntaceTisoWeldtite Products 、など。
   参考資料  「工具および計測器」 、「締付トルク計算器」 、「締付トルク例

サイコン (cyclecomputer)

  サイクルコンピュータに対する分かりにくい和製略語。英語にはこのような略語はない。ほとんど使われない。

チェーンチェッカー (chain checker)

概要
  チェーンのピン等の磨耗によるチェーン伸び率を測定する器具。チェーン磨耗指示器及びチェーン磨耗ゲージともいう。
伸び率
  伸び率によりチェーンの交換時期を知る。伸び率が1%を超えるとチェーン交換が望ましい。
方式
  例えば、次のような方式がある。
 (A) チェッカーの先端下およびレバーの下にピンが付いており、このピンをチェーンのローラー間(10リンク)に入れる。 レバーを回転が止まる位置まで回すと、伸び率表示窓に伸び率が現れる。
 (B) チェーンの10リンクのローラー間に入れたとき、一方は0.75%の伸びに対応する長さとなっており、他方は1.0%の伸びに対応する長さとなっているゲージ。
 (C) 端の爪がローラー間に入ればチェーンは磨耗して伸びており、新品との交換が必要。
 (D) 2本のピンをチェーンのローラー間に入れる。ダイアルを回すとピン間距離が大きくなり、それに応じた伸び率をダイアルの目盛りから読み取る。
 (E) 20リンクのローラー間に入れたとき、チェッカーとチェーンの間に隙間があれば使用できる。
右図はチェッカーがチェーンに接して隙間がないので磨耗寿命がきている。
 (F) ディジタル表示する形。
  何れもチェーンのローラの内側間の距離を測定するので、ローラ表面の磨耗およびローラとブッシュ間の磨耗が誤差として入る。
ローラーとブッシュ間も磨耗するが伸びには影響しない。
メーカー
  シマノBBBBirzmanRohloff AGFeedback SportsLifu BicyclePark ToolProGoldWeldtite ProductsWippermann 、など。
   参考資料  「チェーンチェッカー

バイクトライアル (bike trial、bicycle trial)

  バイシクルトライアルと同じ。バイクトライアルという用語は、オートバイのトライアルと紛らわしい。

タイヤインフレーター (tire inflator)

  電動の空気入れ。人力によらない空気入れは、技術上インフレーターと呼ばれる。
主に自動車およびバイク(オートバイ)のタイヤの空気入れとして使われることがある。その電源を利用する。バッテリーを内蔵した形もある。電圧12Vのモーターで圧縮機を回して、圧縮空気を作る。
圧力計が付いている。付属のホースでタイヤ(チューブ)のバルブに接続する。
外観はメーカーによって大きく異なる。騒音が問題になるものもある。
自転車タイヤの空気入れとしても使えるが、手押し空気入れで間に合うので、ほとんど使われない。
  メーカーは、Ravx 、など。

インフレーター (inflator)

  人力によらないで空気を入れる空気入れに対して使われる用語。次のようなインフレーターがある。
   参考資料    「空気入れ

菱形フレーム (diamond frame)

  上管(上パイプ)、下管(下パイプ)、シートステイおよびチェーンステイが菱形を形成しているフレーム(骨組み)。
立管を考慮すると、この菱形は2つの三角形である前三角(頭管、上管、下管及び)および後三角(立管、シートステイ及びチェーンステイ)からできている。 三角形は丈夫な構造体なので、2個の三角形で作られている菱形フレームは最も丈夫なフレーム。
  UCIは、ツール・ド・フランスのような国際競技において、菱形フレーム以外のフレームの使用を禁じている。
   参考資料  「フレーム

ホイールバッグ (wheel bag)

  車輪バッグのこと。

ナット (nut)

  ボルトと組み合わせて、物を締め付けるのに用いる部品。中央の穴の内面に雌(め)ねじが切ってある。
その形状によって、六角ナット(右図)、四角ナット、丸ナット、蝶ナット袋ナットがある。 丸ナットは工具を使わず指で締めるもので、滑らないよう表面に彫刻模様が付いている。その機能からゆるみ止めナットがある。 泥棒対策としてのセキュリティナットがある。

バンク (bank)

  すり鉢状の自転車競技場の傾斜面。傾斜角はバンク角とも呼ばれる。バンクは土手のこと。

空気密度 (air density)

市役所の標高
 標高[m] 
 茅野市 802
 松本市 592
 日光市378
 長野市362
 山梨市343
  単位容積の空気の質量。標高0mそして温度15°の空気密度は約1.23kg/m
標高が高くなると空気密度は低下する。その関係を右図のグラフに示す。
グラフの横軸は標高[m]そして縦軸は空気密度[kg/m]。市役所の標高例を右表に示す。
自転車走行の空気抵抗は空気密度に比例する。
空気密度が小さいと空気抵抗が低下するので、自転車の速度記録は出しやすい。
高地では空気密度が小さく、空気抵抗も小さい。
メキシコシティは高地(標高2,240m)で、平地より空気密度が20%ほど小さい。
70年代および80年代の速度記録はメキシコシティで出ている。

1段クランクセット (single crankset)

  シングルクランクセットと同じ。クランクスプロケットが1段(1個)であるもの。

2段クランクセット (double crankset)

  ダブルクランクセットと同じ。クランクスプロケットが2段(2個)であるもの。中間スプロケットおよび大スプロケットで構成されている。

十字穴付き小ねじ (cross-recessed head screw)

  JIS B1111(十字穴付き小ねじ)に規定がある。頭に十字形のくぼみがある。頭の形状はなべ、皿および丸皿がある。 皿は上面が平坦そして丸皿は丸みがある。1936年にHenry F. Phillipsが特許を取得した。

アジャスター (adjuster)

  ケーブルアジャスターおよびアジャスティングバレルと同じ。

調整バレル (adjusting barrel)

  ロープ(ケーブル)の長さまたは張力を調整する外ねじの付いた中空(ロープが通る)の小さなつまみ状の部品。アウターの端部と連結する。 ブレーキロープの場合は、ロープ長さを変えることによってブレーキパッドリムの間隔を設定する。パッドが磨耗すると、再設定が必要。 ディレイラーロープ(ディレイラーケーブル)の場合は、張力調整によって変速(チェーンのスプロケット間の移動)が適切に行われるようにする。 左に回すと、ロープが短くなることにより張力が大きくなる。バレルは樽のこと。ケーブルアジャスターとも呼ばれる。

直付け座 (braze-on、braze on)

  前ディレイラーなどを取り付けるためにフレームなどに付いている座。ろう付け溶接、接着またはリベットナットなどで取り付けられている。 ブレーズオンとも言う。
直付け座に固定するディレイラーとして、直付けディレイラーがある。クランプ(バンド)で取り付ける方式もある。

カセットスペーサー (cassette spacer)

  カセットスプロケットにおいて、スプロケット間隔を設定するためにスプロケット間に入れる環状の部品。
メーカー、段数およびチェーン外幅などにより、スペーサーの形状および厚さは異なる。

QBP (Quality Bicycle Products)

  米国で1981年にSteve Flaggが妻および犬1匹とで始めた自転車部品および付属品の卸商の社名の頭文字。日本の自転車部品の販売から始めた。現在は数百人の社員で5千社以上の自転車店を客にしている。 自社ブランドで一部の部品および自転車の生産も行っている。現在の所在地はミネソタ州のBloomington。
QBPカタログを年一回出しており、各社の全ての商品および部品を掲載している。2巻構成となっており、全ページ数は約1,500ページそして質量は約5kgとなっている。

アダプタークランプ (adapter clamp)

  直付け座(ブレーズオン)に取付ける方式の前ディレイラーをクランプでフレーム立管(シートチューブ)に固定するためのアダプター(適合部品)。
クランプ径は28.6mm(1-1/8)、31.8mm(1-1/4)および34.9mm(1-3/8)がある。

ハンドルプラグ (handlebar plug)

  手の保護、雨水の流入防止および美観のために、ハンドルの端に差し込む栓。エンドプラグと同じ。

ディレイラーシム (derailleur shim)

 シム   クランプ内径   立管外径 
 28.6(1-1/4)  25.4(1-1/8) 
 31.8(1-1/8)28.6(1-1/4)
 34.9(1-3/8)31.8(1-1/8)
  クランプ式の前ディレイラー(クランプオンディレイラー)において、クランプ内径と立管外径が異なる場合に、そのすき間を埋めるための環状の適応部品。 右表にシムの寸法を示す。単位はmm、( )内はインチ。クランプ内径がシムの外径そして立管の外径がシムの内径となる。バンドアダプターまたはクランプアダプターとも呼ばれる。

OLN (over lock nut)

  ロックナット間距離のこと。一般には、OLDと呼ばれる。

ラチェットバックル (ratchet buckle)

  のラチェット式の留め具。この場合のラチェットは、斜めの歯が連続して付いた帯にバックルの歯が一方向(締める方向)にのみに引っかかるようにした機構。
ラチェットは足側に付けて、おび (ストラップ)と併用される。右用および左用がある。

LBS (local bicycle shop)

  近所または地元(自分の住んでいる地区)の自転車店

テントポール (tent pole)

  テントの骨組みとなる支柱管。外径6.3~9mm。携帯に便利なように、分割して短くしている。
これらを連結して使う。連結方法の2例を右図(A及びB)に示す。 Aは一端の外径を小さくし、他端の外径を大きくしている。Bは内管(黄色)で連結している。一方の外管とは接着または圧入によって一体としている。AはBより軽量となる。ポールの中にはひもが通されている。
ポールの材料は、アルミ合金、ガラス繊維強化樹脂、炭素繊維強化樹脂またはチタン合金の管。

フラットバー (flatbar)

  フラットハンドルのこと。

テント (tent)

概要
  キャンプ場などの屋外で雨、露、風、日射、低気温、雪及び蚊などから身を守る携帯の宿泊施設。
人数
  収容人員によって、1人用、2人用、3人用および4人用などがある。 パニアをテントの中に入れる場合は、そのスペースが必要。
形状
  トンネル形、ドーム形、ピラミッド形(屋根型)およびビビイ形などがある。 ビビイ形はミイラ箱形寝袋専用のテント。専用トレーラーに乗せるテントがある。
入口
  1箇所または2箇所。玄関には地面敷きはなく、靴を置く。
季節
  3季節(シーズン)テントおよび4季節テントなどがある。 4季節テントは冬の雪に対応できる。
構成
  内皮(テント)、外皮(フライシート)、地面敷き(グラウンドシート)、ポール(分割式、外径6.3~9mm) およびテントペグなどで構成されている。
内皮と外皮の間にはすき間がある。入口にドアが付いている。 後部などに通気孔がある。ポケットの付いたものもある。
なお、内皮のみのテントは単壁そして一般的な内皮と外皮で構成したテントは二重壁と呼ばれることがある。
寸法
  折りたたみ寸法は、1人用および2人用で長さ25~45cmそして幅15~20cm。
高さ
  ビビイ形以外の最大内部高さは、90~130cmで、多くは座った状態で頭がテントに当たらない高さとなっている。
材質
  外皮の材質はナイロンまたはポリエステル。防水のためにウレタンまたはシリコンの皮膜が付いて いるものが多い。内皮は通気性のポリエステルまたはナイロンなど。
地面敷きは、ポリエステルまたはナイロンなど。 支柱(ポール)の材料は、アルミ合金、ガラス繊維強化樹脂、炭素繊維強化樹脂またはチタン合金の管。
質量
  1人用および2人用で1.4~3kg。
メーカー
  アライテントモンベルロゴスコーポレーションALPS MountaineeringBig AgnesBig Sky InternationalBlack DiamondCascade DesignsColeman CompanyExped AGGelert GoLiteHillebergJohnson Outdoors(Eureka)KeltyLeben LifeLightwaveMacpacMarmot Mountain Hardwear
Mountain Safety Research (MSR) NEMO EquipmentNorth FaceOase OutdoorsRage Outdoor PerformanceRobert SaundersSalewaSierra Designs
Terra NovaTopeakVangoVaude SportWenzel 、など。

カウンターステア (counter steering、countersteering)

  自転車が曲がる方向と逆方向にハンドルを切ること。例えば、右に曲がる場合に左にハンドルを切る(カウンターステア)と、自転車は右に傾きトレイルの働きによって右に曲がる。
カウンターステアによって、より早く曲がる状態に入ることができる。無意識に行っている。カウンターは反対、逆という意味。

つめ間隔 (dropout spacing)

  前輪の付くフォーク爪(つめ)の内面間距離または後輪の付くつめ(ドロップアウト)の内面間距離(右図)。
ハブのロックナット間距離(OLD)に対応する。 後輪つめのつめ間隔は、車種およびスプロケット数に応じて110 、120 、126 、
130 、135 、145および160mmがある。 クロモリフレームの後輪つめのつめ間隔を132.5mmにして、ロックナット間距離が
130mmおよび135mmのいずれのハブにも適応できるようにしている自転車メーカーがあるが使いにくい。
アルミ合金フレームのつめ間隔をチェーンステイを変形させて広げるのは好ましくない。

スピードメーター (speedometer、speedmeter)

  速度計。走行速度を表示する計器。英語ではスピードオメーターと呼ばれることが多い。稀に、サイクルコンピュータを意味することがある。

寝袋パッド (sleeping bag pad、sleeping pad)

  寝袋の下に敷き、寝袋から地面への熱伝導を抑える敷物。いくらか弾性も与える。
形状は長方形およびミイラ箱形(マミー形)がある。
メーカーは、イスカBig AgnesCascade DesignsBozeman Mountain WorksPacific Outdoor Equipment など。

尻振り (fishtailing)

  後輪の横滑り。ブレーキを掛けると、人体と自転車は慣性で前へ行こうとする。
そのため、前輪は地面に押し付けられるのに対し、後輪は前輪の接地点を支点にして持ち上がろうとして路面との摩擦力が無くなり、横滑りすることがある。

寝袋 (sleeping bag)

概要
  野外で使用するために折りたたんで持ち運びする携帯用寝具。保温並びに虫、朝露を避ける機能もある。
形状
  長方形、半長方形(ハイブリッド)およびミイラ箱(マミーケース)形がある。半長方形は長方形をミイラ箱形にしたもの。 ミイラ箱形は単にミイラ形
またはマミー形とも呼ばれる。女性用は相対的に肩部が狭く、ヒップ部は広くそして長さが短い。長方形は敷物として使うこともできる。
構造
  外皮(シェル)、内皮(ライニング)および充填材(フィル)で構成されている。充填材が厚いほど温かい。
人が出入りするためのジッパーが付いている。ミイラ形はずきん(フード)が付いている。
貴重品および携帯電話器などを入れるポケットが付いたものもある。
長さ
  ミイラ形の寝袋の長さにはフードは含まれておらず、床からあごまでの高さに余裕を加えた長さがあればよい。
温度
  メーカーは温度等級(レイティング)を表示している。対応できる最低外気温度で表している。 華氏で表示しているメーカーがあるので要注意。
代謝量、身体の大きさ(寝袋とのすき間)、体形、着衣、風速、テントの有無、 性別、年齢および体感の個人差などによって変わるので目安。銅製のマネキンを寝袋に入れて
測っているようである。 長方形は夏に向いている。ミイラ形は冬に向いている。ミイラ形を夏に使うと汗をかく。足部のジッパーを開いて熱気を放出するものもある。
材質
  外皮はナイロン繊維またはポリエステル繊維など。防水性の繊維を使ったものもある。内皮はナイロン繊維または木綿など。
充填材は合成繊維綿またはガチョウまたはアヒルの下羽(ダウン)など。下羽は軽くかつ保温性に優れているが高価。
容積
  折りたたんだ容積は長方形の寝袋が小さい。ミイラ形は4リッター前後。折りたたんだとき、パニアに入ることが望ましい。
質量
  長方形は200~600gそしてミイラ形は500~1400g。
メーカー
  イスカモンベルAlpkitALPS MountaineeringBASKBig AgnesBozeman Mountain Works Cascade DesignsColeman CompanyDeuter
Equip Outdoor TechnologiesGelert GoLiteHelsportHuskyIntegral DesignsKeltyLichfieldLifeventureLippiselkbagMacpac MammutMarmot Mountain HardwearNorth FaceOutdoor ResearchOZtrailPHDRabSierra DesignsSlumberjackSnugpakTrekmatesVangoVaude SportWenzel
Western Mountaineering 、など。

座り漕ぎ (seated pedaling)

  サドルに座ってペダルを漕ぐこと。特に、登坂において立ち漕ぎでなく、サドルに座ってペダルを漕ぐこと。
立ち漕ぎに比べてエネルギー消費が少ないので、長距離の登坂に適している。座漕ぎとも言う。

ヘルメットカバー (helmet cover)


オーバーシューズ (overshoes)

  オーバー靴と同じ。

オーバー靴 (overshoes)

  防水または防寒などを目的としての上に履く靴。靴底にクリート穴が開いているものが一般的。
かかと穴が開いているものもある。ジッパーは後に付いているものが多い。 伸縮性を持たせたものもある。
反射テープの付いた形および目立つ色にしたものもある。材質はネオプレンゴムおよびポリエステル繊維など。 靴カバーとも呼ばれる。
  メーカーは、パールイズミA.P.G. (Giordana)BBBBicycle LineCarnac SportCastelli SportfulEnduraGore & AssociatesLusso ClothingPolaris Apparel
Potenza Cycling GearPROTenn-OutdoorsTeo SportW. L. Gore & Associates 、など。

チェーンカッター (chain cutter)

  チェーン切りと同じ。

トライブリーフ (tri brief)

  トライアスロンの水泳などにおいて上着として着用することのあるブリーフ
男性用および女性用がある。
ブリーフは腰から下の着衣で股下のないもの。

バーバッグ (bar bag)

  バー(即ちハンドル)に付けるバッグであるハンドルバッグと同じ。

転がり (rollout、rollout distance)

年齢 転がり制限 
 13才以下  5.5m
 15才以下 6.0m
 17才以下 6.5m
 19才以下 男:7.9m、女:7.4m 
  ペダル1回転で進む距離。ディベロップメント(展開)とも言う。ギア比タイヤ外径で決まる。
                転がり = ギア比 x 後輪外径 x 3.14
転がりが大きいほど脚への負担が大きい。少年競技では、成長期の足を保護するという意味で、転がりに制限を設けることが多い。
具体的には、スプロケットの歯数で制限するか、又はディレイラーのねじで制限する。 ある少年競技の転がり制限の例を右表に示す。
なお、転がりが大きいと自転車の性能が良いということではない。
   参考資料  「ペダル1回転で走る距離」の計算器

GS (GS)

  後ディレイラーケージ の長さを表すシマノの記号。例えば、RD-7800-GS。

ケーブルハンガー (cable hanger)

  カンティ(カンチ)ブレーキなどのアウターを固定するために使われる。
前輪ブレーキ用(フロントケーブルハンガー)および後輪ブレーキ用(リアケーブルハンガー)がある。
フロントケーブルハンガーはヘッドセットスペーサーを1個外して、その後に付ける形などがある。
リアケーブルハンガーはシートクランプのボルトに固定する形などがある。


ケーブルストップ (cable stop)

  アウター受けと同じ。

バッシュガード (bash guard、bashguard)

  バッシガードのこと。マウンテンバイククランクスプロケットおよびチェーンが岩または丸太などの障害物によって強打(バッシ)されるのを保護(ガード)するために、クランクに取り付けるスプロケットより大きい円板。 外周を大きな鋸歯状にして、丸太などに対してグリップ力を持たせるようにした形式もある。
大スプロケットを外してその後に取り付ける形式もある。バッシュリングと呼ばれることもある。
  材質はポリカーボネイト(PC)などの樹脂またはアルミ合金など。樹脂製は強度は落ちるが、金属のように変形してチェーンが引っかかるということはない。
   ブッシュガードと呼ばれることも稀にあるが、低木(ブッシュ)に対する保護は目的としていない。バッシュリングとも言う。

フリーボディ (freebody、freehub body)

  フリーハブボディの略語。

後ディレイラーケージ (rear derailer cage)

( ) 内はシマノの記号、例: RD-7800-SS
車種 キャパシティ
 短ケージ   中ケージ   長ケージ 
 ロード車  29T (SS) 37T (GS)
MTB 33T (GS)  43T (SGS) 
  後ディレイラーにおいて、案内プーリおよび張りプーリを保持している内板および外板。
プーリ軸を固定する穴が開いている。
ケージ長には、短、中および長があり、長いほどキャパシティが大きい。
キャパシティの例を右表に示す。メーカーによって少し異なる。

キャリブレーション (calibration)

  測定基準と比較して、目盛りなどを修正すること。サイクルコンピュータにおいては、タイヤ外周を入力して正しい走行距離が表示されるようにすることをキャリブレーションと呼ぶことがある。

手信号 (hand signal)

車等に対する手信号
  車等に対し、自転車が曲がる方向等を示すための手と腕による合図(信号)。
次の2つの方法がある。
  (A) 右に曲がるときは右腕を水平に出す、左に曲がるときは左腕を水平に出す、そして止まるときは手のひらを後ろに向けて手を下ろす。 左手でハンドルをにぎり右手を離すことがあるが分かりやすい。
  (B) 右手でハンドルをにぎり専ら左手で合図をだす(右図)が、分かりにくい。 右に曲がるときは左腕を上に上げる、左に曲がるときは左腕を水平に出す、そして止まるときは手のひらを後ろに向けて手を下ろす。

仲間に対する手信号
  集団走行をしている仲間に対する手信号の一例を右図に示す。
  (A) 背中で手のひらを下に向けているのは、速度を落とす(スローダウン)手信号。
  (B) 横に出した肘を振っているのは先頭を交代するとの手信号。
指示器
  自転車が曲がる方向を指示する方向指示器がある。

3段クランクセット (triple crankset)

  トリプルクランクセットと同じ。クランクスプロケットが3段(3個)であるもの。小スプロケット、中間スプロケットおよび大スプロケットで構成している。

前ディレイラーケージ (front derailleur cage)

  クランクスプロケット間でチェーンを移動させるための、前ディレイラーの左右一対の眉形の平行板。内プレートおよび外プレートで構成されている。 内プレートはチェーンを左から右へ(大きいスプロケットへ)移動させるのに使い、外プレートはチェーンを右から左へ(小さいスプロケットへ)移動させるのに使う。
ロードバイク用とマウンテンバイク用では円弧の形状と大きさが異なる。ロードバイク用はマウンテンバイク用よりも歯数の多いスプロケットにケージの曲線を適合させている。 外プレートの下部曲線は、最大スプロケットの外径に対応している。2段用は3段用よりケージ間隔が狭い。ケージ間隔は、チェーン外幅などに対応した寸法とする。 大スプロケットと外プレートの上下間隔は約2mmとする。内板と外板をねじで固定した形およびリベットで固定した形がある。リベットで固定した形を交換する場合は、チェーンを切る必要がある。

ニップルレンチ (nipple wrench、spoke nipple wrench)

  一般には、ニップル回しと呼ばれる。
   参考資料 工具および計測器」。

スポークカッター (spoke cutter)

  スポークを切断する工具。多くはブレーキおよびディレイラーロープ(ケーブル)のカッターを使っている。 スポークをリムに取付後にリムの中で切断できるものもある(右端の写真)。 切断後にねじを切るので、業務用のスポークねじ切り機には、カッター(切断機)が一体となっている。
スポークねじ切り機のことをスポークカッターと呼ぶこともあるが、スポークねじは切削ではなく転造によって作る(転造ねじ)。
  メーカーは、Lifu BicycleSinz Racing 、など。

ツアラー (tourer)

  旅行車(旅行用の自転車)または(自転車)旅行者。自転車およびタイヤなどの商品名としても使われている。

ブラ (bra、brassiere)





  トライアスロンの走りなどでクロップトップの下に着用するブラジャー。 胸部が揺れて走りの障害にならないようしっかりと保持し、かつ呼吸が楽にできるものでなければならない。
試着室で試着する場合は、その位置で上下に動く走る動作をして、装着性を確認する。クロップトップを兼ねたものもある。スポーツブラとも言う。
  メーカーは、ユニクロGround EffectOakleyPanacheSantini Maglificio SportivoSugoiTerry Precision CyclingVeltec SportsZoic Clothing 、など。

SGS (SGS)

  後ディレイラーケージ の長さを表すシマノの記号。例えば、RD-M970-SGS。

ドロップアウト間隔 (dropout spacing)

  後輪の付くつめ(爪、ドロップアウト)の内面間距離(右図のつめ間隔)。ハブのロックナット間距離(OLD)に対応する。
後輪つめのつめ間隔は、車種およびスプロケット数に応じて110 、120 、126 、130 、135 、145および160mmがある。
後輪爪のつめ間隔を132.5mmにして、 ロックナット間距離が130mmおよび135mmのいずれのハブにも適応できるようにしている自転車メーカーがある。