自転車用語 (続き33)自転車探険!

ランプスプロケット (ramped sprocket)

  シフトランプ の付いたスプロケット

めがね (glasses、cycling glasses、sport glasses、eyewear)

概要
  オフロードを走る場合などは、サイクリング用のめがねをかける。
そして、低木の枝、他人や自分の自転車が跳ねた小石や泥および昆虫から目を保護する。
レンズ
  直接に目に入る日光を避けるため、かつUV(紫外線)を遮断するためにサングラスとなっている。
偏光レンズとなっているものは、反射光を遮断する。
レンズの材質は、ポリカーボネイトなど。耐衝撃性が必要。
レンズの色などにより明るさが異なる。色の異なるレンズと交換ができるものもある。
カメラ
  ビデオカメラを内蔵したメガネがある(右図)。
ディスプレイ
  めがねフレームに取付けるヘッドアップディスプレイ(HUD)がある。
メーカー
  オージーケーカブトシマノ山本工学AGUAlpinaBolléBrikoCratoniEnduraExustar EnterpriseGiroHilcoHostettler(ixs)Julbo
Kaenon PolarizedLimarNanniniNorthwaveOakleyOriverCape EvolutionRivoltaRudy ProjectRyders EyewearShimanoSmith Optics
Sports OpticalSwiss OneTifosi OpticsUvex SportsWiley X 、など。

ボビング (bobbing)

  主にフルサスペンションマウンテンバイクで生じる、ペダル漕ぎによる上下動。動力損失となる。ペダル回転数とサスペンション系の低周波の共振現象として起きる。

ステアリング コラム (steering column)

  フォーク操縦管のこと。

雨着 (rainwear、rain gear、raincoat、rain jacket)

概要
  衣服の上に着て雨を防ぐもの。レインコートともいう。
ポンチョ も雨着として使われる。完全防水形のジャケットもある。
特殊仕様
   (1) ヘルメットにかぶせる着脱式のずきん(フード)の付いたものもある。
   (2) 前部のファスナーから雨が入らないよう、繊維で覆ったものもある。
   (3) 反射テープを付けて視認性を良くしたものもある。
   (4) 前傾姿勢のときにお尻を覆うように尾(ドロップテイル)を付けたものもある。
   (5) 体温調節のために、わきの下に開閉のできる通気孔を設けたものがある。
   (6) フリース素材で作ったえりを付けて、前傾姿勢時の首からの空気流入を防止した形がある。
   (7) 後ポケットが付いたものもある。
   (8) 背中を長いパネルにした形がある。
   (9) 小さく折りたたんで、携帯しやすくしたものもある。
 (10) 透明で下の衣類が見える形がある。
 (11) 雨着の中の温度を下げるために、複数の通気孔(ベント)を設けたものもある。
材質
  ポリエステル及びテフロンなど。素材および縫製によって、価格は大幅に異なる。
防水および汗の水蒸気の通気のできる ゴアテックス などの素材は高価である。
撥水加工をした製品がある。
メーカー
  パールイズミモンベルAssosCarradice of NelsonEtxeondoLook CycleMOA Sport(Nalini)Rain ShieldRaphaSoloVermarc SportVoler 、など。

バテッドスポーク (butted spoke)

  段付きスポークのこと。

トライスーツ (trisuit、tri suit)

概要
  上下が一体となったトライアスロン用(特に水泳用)の衣服。体に密着しかつ伸縮性がある。
トライアスロンスーツ及びウエットスーツともいう。
単数形はスートであるが、日本では1着でもスーツ(複数形)と呼んでいる。男性用及び女性用がある。
ポケット付きもある。お尻にサドル用の小パッドを入れたものもある。
素材・質量
  ポリエステル、ポリアミドおよびテフロンなど。 質量の一例は42gと軽い。
メーカー
  ミズノFunkier BikePrimal WearSantini Maglificio Sportivo 、など。

イクステンション (extension)

  突出しと同じ。

ひじガード (elbow guard)

  バイシクルモトクロス(BMX)、丘下り(ダウンヒル)及びオフロード走行において、衝撃および切り傷からひじを保護するための防護具。
肘および前腕を同時に保護する形もある。
ハードシェルが付いている形が多い。
シェルはベルクロで固定するようになっている。
ベルクロを使わず、上部にシリコーングリッパーが付いている形がある。
衝撃吸収性のソフトパッドもある。
着用してジャージーなどの衣服を着ることがきるものがある。
  メーカーは、AlpinestarsDavies OdellExustar EnterpriseFox HeadG-FormJettPOCTHE IndustriesSixSixOneScott SportsTSG 、など。

エルボガード (elbow guard)

  ひじガードのこと。

ひざガード (knee guard、knee and shin guard)

  バイシクルモトクロス(BMX)、丘下り(ダウンヒル)及びオフロード走行において、衝撃および切り傷から膝および向うずねの上部を保護するための防護具。ハードシェルが付いている形が多い。
ベルクロで固定するようになっている。
ひざ・すねガード又はひざ当てとも呼ばれる。
  メーカーは、AlpinestarsDavies OdellExustar EnterpriseFox HeadG-FormJettPOCRace Face Performance Products
The IndustriesSixSixOneScott SportsTSG 、など。

ニーガード (knee guard、knee and shin guard)

  ひざガードのこと。

ダウンヒル手袋 (downhill glove)

  ダウンヒル及びダウンヒル競技において、地面からハンドル伝わる衝撃から手を保護し、かつ切り傷を受けないように保護するために着用する手袋。
衝撃緩和のための詰め物および関節カバーが付いている。

トラクション (traction)

  摩擦力のこと。

ダウンヒル競技 (downhill race、downhill racing)

  丘下り競技。マウンテンバイク(ダウンヒルバイク)で、丘や山の所定のコースを下る時間を争う競技。 規則は主催者によって異なる。UCIはそれなりの規則を制定している。
タイムトライアルおよびマススタートがある。タイムトライアルは30秒~3分の間隔でスタートする。 コースには急な勾配があり、岩及び゜木材などの障害物並びにジャンプをする段差および障害物がある。
フルフェースヘルメットダウンヒル手袋およびひざガードなどを着用する。
最初のダウンヒル競技は1976年にカリフォルニアで行われた。当時、マウンテンバイクはなかった。

ダウンヒルバイク (downhill bike)

概要
  丘下り(ダウンヒル)用のマウンテンバイク。 岩などの段差の飛び降り及び地面の凹凸の高速走行となるので、頑丈に作られている。地面からの外乱を受けるので走行安定性を重視した設計となっている。
ハンドルステムは主にダイレクトマウントステムが使われる。
丘登りには向かない。
サスペンション
  フルサスペンションとなっている。 サスペンショントラベルは長く、前輪用が約200mmそして後輪用が約220mmとなっている。
寸法
  安定走行のために、ヘッド角は約65°と小さく、トレイルを大きくしている。
丘下りでは自転車は前方に傾くので、その状態で丁度よいように立管角は60~64°と小さく、
サドル上面は前方に上がっており、そしてハンドルはサドル面よりかなり高い。 ホイールベースは約1150mmと長い。
車輪
  タイヤブロックタイヤの26x2.5インチの幅広タイヤが付いている。
部品群
  シマノのSaint などが使われる。
ブレーキは前後輪共にディスクブレーキが使われる。ブレーキローター径は203mmが多い。
メーカー
  Foes RacingGiant BicycleMondraker BicyclesNorcoOrange Mountain BikesSanta Cruz Bicycles、など。

DHバイク (downhill bike)

  丘下りに使うダウンヒルバイクのこと。

バイシクルトライアル車 (bicycle trial bicycle)

  バイシクルトライアルに使う自転車。トライアルバイクとも呼ばれる。フレームは軽量で丈夫に作られている。
タイヤは20インチで細かいブロックのマウンテンバイク用が使われる。
スプロケット単速で、ギア比は、1.5前後と小さい。
ペダルの滑り防止のためのグリップピンの付いた平ペダルが使われる。
サドルは付いていないものが多い。バッシガードを付けることもる。
  メーカーは、GIANTMonty BicyclesOnzayaabaa など。

BTR (bike trial、bicycle trial)

  バイシクルトライアルのこと。

ディスク (disk、disc)

  ディスクブレーキの制動のための円盤。ブレーキローターとも呼ぶ。ディスクハブに取付ける。 ディスクパッドで締付けて制動する。
その大きさは外径で表し、140、160、180および203mmなど。大きいほど制動トルクが大きくかつ放熱性も良い。
「ディスクの外縁部内側5mmの位置における横ぶれ(軸方向の円周振れ)は0.8mm以下」(JIS D9414、自転車-ブレーキ)と規定しているが、0.2mm以下であることが望ましい。

ポンプアダプター (pump adapter)

  ホース口金のこと。

オフセット組 (offset wheel)

  ホイールにおいて、リム中心面とハブフランジ(つば)の距離が左右において異なるスポークの組み方。おちょこ組ともいう。
フリーハブボディの付いているホイールはオフセット組となる。
リムの中心面に対し、ハブのフランジ間の中心面が位置する方向をオフセット方向という。

レジン (resin)

  樹脂のこと。天然樹脂と合成樹脂がある。

踏み幅 (tread)

  左右のペダルの中心間の水平距離。踏み幅は大腿骨の関節間の距離より短いことが望ましい。
踏み幅を広げる部品としては、ペダルエクステンダーがある。
マウンテンバイクのペダルはロードバイクのペダルよりも踏み幅が大きい。

BTR (bike trial、bicycle trial)

  バイシクルトライアルのこと。

タイム社 (Time Sport)

  1986年に設立されフランスの自転車部品メーカー。
結合ペダルで事業を始めたが、その他、結合靴サドルクランクセットハンドルステムおよびサドル支柱なども作っている。 結合ペダルは最初にフランスのルック社(Look Cycle)が市販し、続いてタイム社(Time Sport)が出した。 フロートの付いたペダルはタイム社が始めて出した。それまではフロートはなかった。
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ハイブリッドバイク (hybrid bike、hybrid bicycle)

  ハイブリッドバイシクルともいう。クロスバイクと同じ。

平ペダル (flat pedal)






概要
  結合ペダルでない踏面が平らなペダル
用途
  普通のまたはクリート付きでないマウンテンバイク用及びBMXバイク用の靴(BMX靴)で走りたいときに使う。 シティ車及びBMXバイク(BMXペダル)、フリーライド及び丘下り(ダウンヒル)のマウンテンバイクなどに使われる。
特殊仕様
  (1) 踏面に滑り止めのゴム又はピン(グリップピン)などを付けた形もある。
  (2) 折りたたみ式(折りたたみペダル)もある。
  (3) ペダルストラップ を取付ける形もある。
  (4) 反射器の付いた形がある。
  (5) SPDペダルに付けて、片面を平ペダルに変える部品もある。
  (6) 表面にグリップテープを貼った形がある。この平板部品の表面には
      滑り止めの突起が付いている。 SPDペダルのクリート受けに差し込むと、
      その面が平ペダルとなる。
  (7) 色の好みに合うよう、5色の色を用意した形がある。
  (8) SPDペダルに付けて、片面を平ペダルに変える部品がある。
      平板の表面には滑り止めの突起が付いており、裏面にはクリートを付ける。
      SPDペダルのクリート受けに差し込むと、その面が平ペダルとなる。
      普通の靴で走りたいときに使う。
  (9) 踏面が幅広(120x100mm)の形がある。
(10) 180°折りたたんだ延長ペダルを出すと、後荷台に乗った
      人も延長ペダルに足を置いて漕げる形がある(下左図)。
   右下図は後荷台の女性が延長ペダルに足を乗せて漕いでいる。
軸受
  カートリッジ、ニードル及びブッシュなどがある。
材質
  本体材質は、アルミ合金、炭素繊維強化樹脂(俗に言うカーボン)、ナイロン、
チタン合金またはマグネシウム合金など。
軸の材質はクロモリ鋼またはアルミ合金など。
メーカー
  シマノ三ヶ島製作所45NrthAcroséclatBurgtecDa BombDeityDMR Bikes
Easton SportsErgonFyxationGiant BicycleHostettler(ixs)Jinn Yeh Industrial
Ken Chang Ind. KoreLaunch ComponentsLoaded PrecisionLook CycleMoove MTBMotobicyclesNC-17OdysseyOnzaPoint One RacingPremium BMX
Sank IndustriesSpecialized Bicycle ComponentsSpeedplaySQ-lab
Straitline ComponentsSuperstar ComponentsSyncrosTiogaVavertVigurvant
VP ComponentsWTBXLC 、など。


フラットペダル (flat pedal)

  結合ペダルでない、平ペダルのこと。シティ車ペダルは、一種の平ペダル。

ルック社 (LOOK Cycle International)

  結合ペダル(クリップレスペダル)を最初に世に出したフランスの自転車部品メーカー。スキーの連結具のメーカーであったので、
スキーの連結具を1984年にペダルに応用した。スキーの連結具部門は1994年に他社に売却し、自転車部品などに集中している。
  製品はペダル、フレーム、フォーク、サドル支柱、ステム、ハンドル、クランクセット、衣服および靴など。
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炭素繊維複合材 (carbon fibre composites)

  炭素繊維強化樹脂と同じ。

デュアルコンパウンド (dual compound)

  二種類(デュアル)の材質で構成した部品。例えば次のようなものがある。
  •  タイヤトレッド(左右軟)
       タイヤの踏面(トレッド)において、直線走行時に使われる中心部は硬くして耐摩耗性を持たせ、
    そして曲がり時に使われる肩部は軟らかくして滑りにくくした構成。

  •  タイヤトレッド(上部軟)
       タイヤの踏面(トレッド)において、下部を硬いゴムとして突起の補強骨格とし且つ耐パンク性を持たせ、
    そして表層部は軟らかくしてグリップを良くした構成。

  •   リムブレーキパッド
       リムブレーキリムブレーキパッドにおいて、2種類の材質のパッドを組み合わせたデュアルコンパウンドパッド。
    右図の例では、硬いパッドは乾燥状態で利き、そして柔らかいパッドは雨で濡れた状態で利く。

  •   ディスクブレーキパッド
       ディスクブレーキディスクパッドにおいて、2種類の材質のパッドを組み合わせたデュアルコンパウンドパッド。
    右図の例では、パッド両端は金属系(焼結金属など)の本来のパッドとし、中央部は熱伝導率の小さい樹脂系材料として
    ピストンからブレーキ作動液への熱伝導を減らしている。

バー (bar)

  ハンドルバーの略語。バーは棒のこと。一般にはバーを省略してハンドルと呼ばれる。

ドロップオフ (drop off、dropoff)

概要
  マウンテンバイクオフロードを降りるときに飛び越える(降りる)小さな崖または崖状のもの。
又は、それを降りること。
できればひざガードを着用する。
動作要領
  越えるときはサドルから腰を浮かせ、ひじとひざを曲げて衝撃を吸収できるようにする。
一例は、速度を落とし、ペダルを水平にする。
自転車を先に行かせ、それに身体が続くようにする。
前に倒れないように、お尻はサドル後方に持っていく。

ラックトップバッグ (rack top bag)

  ラックバッグおよびトランクバッグと同じ。ラックは荷台のこと。

ゴム壁 (gum sidewall、gum wall)

  繊維層でできたタイヤのケーシング(コード)の側壁にゴム層が付いている形式。ほとんどのタイヤはゴム壁。ブラック壁とも言う。
側壁にゴム層が付いていないタイヤはスキン壁と呼ばれる。

ダウンヒラー (downhiller)

  マウンテンバイク丘下り(ダウンヒル)を楽しむ人またはダウンヒル競技の競技者。
スキーの用語を転用したもの。






エッグビーター (Eggbeater、egg beater pedal)

  2001年にCrank Brothers社が商品化した卵の泡だて器(エッグビーター)のような形状をした
結合ペダルの商品名。ペダル座は、"コ"の字形の4個の棒だけという簡単な構造。
隣り合う2個の棒に靴を乗せる。ばねは向かい合った1組の棒だけに付いている。 ばねはクリートとの連結および解除のときのみに使われ、結合後は自由になり働かないので、張力の調整はできない。
クリートSPD対応の靴に取付できる。 SPDと同じく、結合するときは靴を前方に滑らせ、外すときはかかと外にねじる。
フロートは6°そして開放角(リリース角)は15°または20°。
特徴は、(1)ペダルと連結できる面が4面あること。(2)泥詰まりしにくいこと。(3)軽量であること。
問題点は、(1)ペダル軸と靴底との距離(スタック高さ)が大きいこと。(2)ペダルと靴底との接触面積が小さいこと。
(3)クリート入れ出しのばね力調整はできないこと。
主に、オフロードを走るマウンテンバイクおよびサイクロクロスバイクに使われることがある。
材質は、本体が鋼またはチタン合金、軸がクロモリ鋼、チタン合金またはステンレス鋼そしてクリートが銅合金。
左右1組の質量は材質に応じて、170~280g。
その後、2012年にダウンヒルバイク用に平ペダルに組み込んだ形(右上図)を出した。
被せると平ペダルとなる部品を他社(Indiegogo)が作っている(右図)。

クロスオーバーギア (crossover gears)

  チェーンたすき掛けのこと。クロスオーバーとも呼ばれる。

サドル後退 (saddle setback)

  ボトムブラケット(BB)芯からサドル鼻(サドルノーズ)先端までの水平距離(右図)。
ロードバイクのサドル後退(セットバック)は脚長が長いほど大きくなり、40~90mm。
  サドルレールを固定しているサドルクランプのボルトを緩めて、サドルを移動することによって調節できる。
  サドル後退は、クランク水平位置において、ひざの皿(膝蓋骨)の下にペダルの中心が来る位置とする。この中立位置から自分に適した位置に調節する。 例えば、長距離競技用なら中立位置からサドルを10mm後へ動かし、スプリントなど加速を重視する場合は10mm前へ動かすなど。
  UCI規則では、サドル後退は最小50mmと規定している。尚、サドル後退は距離であって幅ではない。

ショートVブレーキ (mini V brake)

  ブレーキアームの短いVブレーキ。メーカーは ミニVブレーキ と名づけている。

ベルクロ (Velcro)

  日本ではマジックテープ(クラレの面ファスナーの登録商標)として知られている。
ベルクロは米国のマンチェスターにあるVelcro Industries社の フックとループによるファスナーの商品名で、1952年に米国特許を取得した。
ナイロンまたはポリエステルで作ったフックを付けた帯をループを付けた帯に押しつつけて結合させる。
連結強度はフックの形状、数および強度によって異なる。
靴などのファスナーとして使われている。

信頼性 (reliability)

  機器が与えられた条件の下で規定の期間中に、要求された機能を果たすことができる確率。

インソール (insole)

  中敷のこと。インナーソールとも呼ばれる。夏用および冬用もある。
足の土踏まず(アーチ)部の高さを低、中及び高の3種類を用意したメーカーもある。
ペダルと脚の関係がその人の足に合って、力が効率よくペダルに加えられるように修正することを意図した立体中敷もある。靴底はアウトソールと呼ばれる。
  メーカーは、SidasSpecialized Bicycle ComponentsSuperfeet 、 など。

ヒールカップ (heel cup)

  のかかと。足のかかとの靴からの持ち上がり防止およびペダルに加える後方引きの力の受け止めの機能がある。足のおよびアキレス腱を保護する働きもある。
その他、次のような機能を持たせたものもある。 (1)換気孔を設けて換気できるようにしたもの。(2)シリコーンなどの緩衝材を入れて、衝撃を緩和できるようにしたもの。(3)靴底と一体成形して、剛性を持たせるようにしたもの。(4)後からヒールカップを入れられるようにしたもの。

アウトソール (outsole)

  靴底のこと。これに対応して中敷はインソールと呼ばれる。ロード用は硬く平坦であるが、オフロード用は弾力性があり突起模様がある。 結合靴クリートを付けるねじ穴が開いている。靴底に換気孔を設けた靴があるが、歩くと土ほこりが入る可能性がある。 材質は用途に応じて、CFRP(炭素繊維強化樹脂、俗に言うカーボン)、ナイロン及びゴムなど。

シューズ (shoes)

  シュー()の複数形。

Boa レーシングシステム (Boa Lacing System)

  片手でダイヤル(Boaダイヤル)を回してのひもを引くことにより、ひもの任意の張りを得られるようにした方式。 レーシングは競技という意味ではなく、ひもを締めるという意味。
つまみ(ノブ、ダイヤル)、糸巻き(スプール)及びひもで構成している。 ひもはステンレス鋼の細線を編んで作っている。
  ダイヤルの位置は、靴の上(2番目の図)、靴の横(3番目の図)または靴の後(右端の図)となっている。
  米国コロラド州にあるBoa Technology社がスノーボード用の靴に作ったのが始まり。 同社は靴は作っておらず、靴メーカーに販売している。
シマノおよびパールイズミなどは、一部の靴に採用している。自転車用の靴の他に、野外用およびゴルフ用などの靴にも使われている。

ディメンション (dimension)

  寸法。mm単位で表すことが多い。

インナーソール (inner sole、innersole)

  中敷のこと。インソールとも呼ばれる。中敷は付いていない靴もある。付いていれば、自分の足に合った中敷と交換することもできる。

エアロポジション (aero position)

  空力姿勢のこと。

アウターソール (outer sole)

  靴底のこと。アウトソール又は単にソールとも呼ぶ。中敷(インナーソール)と区別したいときに使われる。
ロード用は硬く平坦であるが、オフロード用は弾力性があり突起模様がある。
靴底の材質としては、炭素繊維強化樹脂は軽くかつ剛性が高いが価格は高い。靴底の剛性が高いとペダルへの力の伝達効率は高い。

バースト (burst)

  チューブ破裂

緩衝器空気入れ (suspension pump、shock absorber pump)

  空気ばね式の緩衝器(サスペンション)用の空気入れ
高圧(最大2,000~2,500kPa)、小容量となっている。前輪用と後輪用の緩衝器は圧力が異なる。 圧力計が付いていることが必要。空気圧を微調整するために空気抜き弁が付いたものが多い。
空気ばね式のサスペンション(緩衝器)は空気圧を変えることにより予荷重を変えて、沈み を設定するようになっている。その空気圧の設定に使う。
緩衝器用の高圧低容量とタイヤ用の低圧高容量の2種類を切替えできる形(デュアルパーパス)がある。
サスペンション空気入れ、フォーク空気入れ及びショック空気入れとも呼ばれる。
  メーカーは、Axiom Performance GearCo-luck EnterpriseKind ShockmanitouPlanet BikeRaleighRavxScott SportsSKS
Specialized Bicycle ComponentsSyncrosTopeakZaw Tien Precision (Airbone)、など。

コンパウンド (compound)

  化合物または混合物。

靴 (shoe、cycling shoe)

概要
  靴底のクリート結合ペダルのクリート受けに差し込んで、靴とペダルを結合する。クリートのない靴は、トウクリップを使う。

用途
  ロード用およびマウンテンバイク用がある。歩くことの多いマウンテンバイク用と歩くことの少ないロード用では、クリートのへこみの有無 および靴底の硬さなどが異なる。
換気(除湿および冷却)および軽量化のたために、メッシュの換気孔が付いている形がある。

防水、防寒
  靴の防水又は防寒等を目的として靴の上に履く靴としてオーバー靴(靴カバー)がある。 つま先の防寒用品として、トウカバーがある。

換気
  換気のためにメッシュを付けた形及び直径2mm及び5mm前後の穴を多数設けている形などがある。

足形
  足の形状に合う靴を選ぶ。足の長さだけでなく幅も人によって異なる。同じ長さの足を比べると、日本人の足幅は欧米人より広い。
細幅、標準および広幅の靴を揃えているメーカーもある。
女性は男性に比べて、足幅およびかかと幅が狭く足のアーチの高い人が多いので女性用の靴を用意しているメーカーもある。

質量
  各メーカーの片足の靴の質量を右のグラフに示す。ロード用は200~350gそしてマウンテンバイク用は300~450gである。
従って、一足の質量はロード用が400~700gそしてマウンテンバイク用が600~900gである。


  靴の色は自転車および服の色と調和させるのもよい。

留め方
  靴を留める方式としては、ひも(レース)、おび(ストラップ)および留め具(バックル)がある。

  (A) ひも (レース)
        ひもは手で結ぶが、ひもを締める方式としてダイヤル式(Boa レーシングシステム)がある。
        ひもで締めるという意味から、レースアップシューと呼ばれることもある。

  (B) おび (ストラップ)
        おび(ストラップ)だけの場合は3帯が一般的であるが、2帯および1帯もある。
        おびの長さはつま先に行くにつれて短くなっている。
        おびにはベルクロストラップ(マジックテープ)が付いて、それで固定する。

  (C) 留め具 (バックル)
        バックル(留め具)は2帯のストラップと組み合わせるのが一般的。
        バックルはラチェットバックルとなっていることが多い。

特徴
  用途に応じた靴の特徴は、次の通り。
  • ロードバイク用
      走行速度を重視して、軽くかつ空気抵抗が少なくなるように作られている。靴底は平坦である。
    靴底の材質として、軽くかつ剛性が高い炭素繊維強化樹脂(CFRP)を使ったものは価格は高い。
    靴底の剛性が高いとペダルへの力の伝達効率が高い。
    軽量化および空気抵抗の減少などのために、靴底を薄くしているため、クリートは底面に付いている。

  • マウンテンバイク用
       オフロードを歩くことがあるので、クリートは靴底に沈んでいる。靴底には滑り防止の突起模様がある。
    靴底(ソール)はゴム製で弾性のある材質が使われる。

  • 通勤車用
       マウンテンバイク用の2本ねじクリートの付いたスニーカーなどのカジュアルシューズなどが使われる。
    カジュアルシューズとは、日常の暮らしに用いる靴のこと。

  • 旅行車用
       長距離走行するので、クリートの付いた靴が効率よくペダルを漕ぐことができる。
    歩行のためクリートは靴底に後退したものが使われる。靴底は平坦となっている。重さ及び靴底の硬さなどは、ロード車用とMTB用の中間的な靴となっている。 歩行時にはクリートカバーを付けることもある。
    ハイキング靴、テニス靴およびサンダル(SPDサンダル)に似せたものもある。 歩行専用の靴を携帯して、歩行時には履き替えることもある。通勤車用の靴としても使える。

  • トライアスロン車用
       基本的には、ロード車用と同じであるが靴の着脱を速やかに行う必要があるので、次のような特殊仕様を付け加えた靴がある。
    靴下を履かなくてよいような靴の内面加工をしたもの及びかかと環(ヒールループ)を付けたもの。
    ロード車用のストラップは靴全体を締めるために3帯が多いが、ストラップを2帯または幅広の1帯として時間短縮を図ったものもある。
    水泳後の足の乾燥などのために、メッシュの換気口を設けている。

  • 丘下り(ダウンヒル)用
       基本的にはマウンテンバイク用と同じであるが、各種の障害物があるので足の保護に重点が置かれる。
    足首の保護およびつま先の補強がされている。
    足を乗せやすくするために幅広にしたペダルに適合するよう、靴底の幅は広くなっている。

  • トラックレーサー用
       基本的にはロード車用と同じである。靴底の材質は軽く、硬くかつ剛性が高い炭素繊維強化樹脂(CFRP)を使っている。
    軽量化と空気抵抗低減のために、かかとは付いていない。トラック競技は、ロード競技に比べて短時間かつ高速であるのが特徴である。
    そのため、マジックテープの付いた帯よりは、ひもがしっかりしているとして、おびの替わりにひもにした靴をトラックレーサー用としているメーカーがある。 ペダルとしてはトラックペダルが使われるので、靴にクリートは付いていない。
    トラックシューズともいう。
  • 防寒用
       防寒用の靴としては、長靴が使われる。一般の長靴はひざの下まである長い靴を指すが、自転車用の長靴はくるぶしをおおう程度の長さの靴を指す。一般にクリートの付いた防寒仕様となっており、冬におけるオフロード走行、通勤、サイクリング及びサイクロクロス等に使われる。 防寒仕様の靴は、冬靴とも言う。

  • BMXバイク用
      BMXバイクに乗るときに履く靴。
    靴底はBMXペダルに対して滑りにくいゴム製となっている。かかとはなく、平坦となっている。
    ペダルのグリップピンが引っ掛かるように、多数のへこみを設けた形もある。

  • サイクロクロス用
      サイクロクロスにおいて履く靴。
    自転車を担いで土道の坂を上ることもあるので、滑らないように靴底はスパイクの形状となっている。
    マウンテンバイク用のクリートが付く。
    上部はマウンテンバイク用の靴と変わらない。

特製(カスタム)靴
   特殊な靴として、家庭で自分の足に合わせる靴がある。まず、寸法の合う靴を選定する。靴をオーブンに入れて、80C°で4~5分間加熱する。
カーボン層が柔らかくなるので、足を靴に入れて靴ひもを締め、手で側壁およびアーチ部を押して足に合わせる。冷えると使用することができる。
うまくいかなかったときは、何度でも加熱を繰り返すことができる。
なお、シマノの特製靴は、シマノのカスタムフィット成形機器のある店で、足に合わせて成形できる。

バッグ
   靴の運搬及び保管のための靴バッグがある。

メーカー
   シマノパールイズミAdidasAGUAnswer ProductsBiomacBontb'TwinCarnac SportDiadoraDiamant(DMT)DromartiExustar EnterpriseFiveTenfi'zi:kF.L.R ShoesGaerneHostettler(ixs)KeenLake CyclingLouis GarneauMavicMission WorkshopMOA Sport(Nalini)Northwave
Polaris ApparelRaphaRiivoRocket7Sabena(Chain)Scott SportsSerfasSetteSidiSixSixOneSpecialized Bicycle ComponentsSpiukSuplestTevaTime SsportTrek Bicycle(Bontrager)Vaude SportVittoria Shoes 、など。
   参考資料   「