自転車用語 (続き25)自転車探険!

グループライド (group ride)

  集団で自転車走行する、集団走行のこと。

引き綱空気入れ (pull-cord pump)

  空気入れを足で抑えて、引き綱の取っ手を上に引上げると本体内部のプーリが回り、それに付いたクランクがピストンを左右に動かし空気を左右に押し出す複動式の空気入れ。 空気容積の大きいマウンテンバイクのタイヤに向いている。圧力計が付いている。
接続金具、ホース、綱(コード)及び取っ手は本体に納まり、大きさは片手ほど。
  メーカーは、Cyclaire 、など。

タイムトライアルバー (time trial bar、time trial handlebar)

  タイムトライアルハンドルのこと。

バルブキャップ (valve cap)

  ほこり(ダスト)及び雨水の侵入防止、雄ねじの保護または緩んだナットの脱落防止のためにバルブにかぶせるキャップ。ダストキャップともいう。 英式バルブ及び米式バルブ(シュレーダーバルブ)に使われる。仏式バルブ(プレスタバルブ)には必ずしも必要ないが、運送中にバルブでチューブに傷を付けないように付けることもある。 材質はプラスチック、ゴムまたはアルミ合金など。高さを高くしたもの、ロケットの形状にしたもの及び電池とLEDが入っていて点滅するものなどもある。

アジャスタブルクランク (adjustable crank、adjustable length crank)

  クランク長を変えられる可変長クランクのこと。

方位計 (compass)

  方位を測定するための計測器。コンパスともいう。
自転車オリエンテーリングにも使われる。
磁化した指針が中央の支点で自由に回転するようになっており、地球の磁界によって北を指す。
ベルと一体にした形もある。 ヘッドセットの上端に付ける形がある。方位を指示する機能の付いたサイクルコンピュータがある。
  メーカーは、東京磁石工業Kasper & Richter SilvaStemCAPtainSuunto 、など。

コンパス (compass)

  方位を測定するための計測器である方位計のこと。円を描く器具もコンパスという。

サイクリングキャップ (cycling cap)

概要
  サイクリングのときにかぶる帽子(キャップ)。
サイクリングハット(帽子)ともいう。
バイザーが付いており、日光が頭及び目にあたるのを防止する。
一般には、ハットは縁付きの帽子そしてキャップは縁なしの帽子。
ヘルメットの下にかぶる形もある。
冬用
  冬用の帽子として、耳及び首後部を覆う形がある。
雨用
  雨のときにかぶる帽子は、レインキャップ と言う。
材質
  素材は木綿、羊毛及びメリノウールなど。
メーカー
  ウエイブワンCastelliCervo RossoChapeau!Conquest Cycle WearDe Marchi SportIntrepid ApparelMorvelo Bicycle ApparelPactimoPistardRetroSugoiSwitchbackWalz Cycling Caps 、など。

バイクシェアリング (bike sharing)

  自転車シェアリング又はサイクルハイヤーのこと。バイク(オートバイ)のシェアリングと紛らわしい用語。

スピードセンサー (speed sensor)

  速度センサーのこと。

クリートボルト (cleat bolt)

  クリート結合靴に固定するためのボルト
六角穴付きボルトが一般的。
サイズは、M5 x 10 、M5 x 11.5、M5 x 13.5及び M5 x 16 など。
材質はチタン合金など。




USCF (United States Cycling Federation)

  1920年にAmateur Bicycle League of Americaとして設立され、1975年にUnited States Cycling Federation (USCF)に名称変更した。 1995年にUSA Cycling に吸収合併された。USA Cyclingはロード、トラック、マウンテンバイク、BMX及びサイクロクロスを含む米国の競技サイクリング全ての分野に対する公式の管理組織。
その使命は、国際サイクリング競技で持続的な成功を収めること及び米国で競技サイクリングを成長させること。
    USA Cycling ホームページ

自転車シェアーリング (bicycle sharing、cycle sharing)

概要
  公共(又は民間)の自転車貸し出し(システム)。サイクルハイヤーともいう。短・中距離の交通手段として、自動車の代わりに利用することなどを意図している。
自転車は公共自転車と呼ぶことがある。
自転車仕様
  自転車には、泥除けチェーンガード及び前かごが付いているものが多い。
配備
  利用によって駐輪場(ステーション)間の自転車の配備に片寄りが生じた場合は、再配備する。
保守
  タイヤへ定期的に空気を入れること及び各部の点検修理などの保守が行われる。
料金支払い
  利用料金の支払いには、スマートカード又はクレジットカードなどが使われる。
GPS管理
  太陽光パネルで充電するGPS受信機を備えた自転車がある(右図)。駐輪は既存の駐輪場を使う。
自転車位置はパソコン又はスマートフォンなどの地図上に表示されるので、それを見て予約する。 予約番号を自転車のパネルに入力するとが開く。
事例
  (1) ロンドンのサイクルハイヤーは、貸し出し自転車6000台そして駐輪場(ドッキングステーションと呼んでいる)400箇所。
  (2) ミラノは1300台の自転車を100箇所で貸す。
  (3) ニューヨークは2012年までに10,000台を用意する。
  (4) ブリスベンは10,000台の自転車を100ステーションで貸す。
  (5) 北京では、2015年までに50,000台の自転車を公共の貸し自転車とする計画が報じられている。
  (6) パリのVelibは設立後6年で25万人が申し込みをしており、1日に約14万人の利用かある。
  (7) ストックホルムは80ステーションで1,000台の自転車を貸す。
実例
  コギコギ横浜コミュニティサイクルBarclays Cycle HireB-cycleBike & GoCOGOOCapital BikeshareNYC Bike ShareSpinlisterVelib 、など。
パリ バルセロナ ミネソタ モントリオール
シカゴ デンバー メルボルン ミラノ
富山 サンフランシスコ 台北(台湾) UCIキャンパス
ロンドン トロント ニューヨーク ブリスベン
コロラド州ボルダー 札幌 ポーランド
ブルックリン ボストン カリフォルニア州ロングビーチ
デンマーク ワシントンDC
モスクワ コペンハーゲン ストックホルム
フィリピン・ダバオ

追い風 (tailwind)

  後ろから進む方向に吹いてくる風。
追い風による必要動力減少は、向い風による必要動力増加の約4割である。
例えば、行きと帰りで同じ風速の風が吹いていて、行きは向い風そして帰りは追い風とすると、 帰りの追い風によって回収できる(減少する)動力は行きの風によって増加した動力の約4割である。
追い風の風速よも早く走ると、向かい風となる。
風向角度(ウインドアングル)と動力(無次元)の関係を右図に示す。
風向角度は自転車の進行方向と風向きとの角度。


クイックリリースシートポストクランプ (quick release seatpost clamp)

  サドル支柱(シートポスト)の立管(シートチューブ)への固定及び開放を工具を使わずクイックリリースレバーの開閉で簡単に出来るようにしたクランプ。 クイックリリースシートクランプとも言う。
  マウンテンバイク丘上りの時はサドル高さは正常位置とし、丘下りの時は運転しやすいようサドルを下げるために考案された。 サイズは、28.6、 30.0、30.6、 32.0、35.0および36.4mmなど。
質量は、40~50g。材質はアルミ合金またはチタン合金など。
  メーカーは、Salsa Cycles 、など。

プリセッション (precession)

  力学の用語としては、摂動のこと。

向かい風 (headwind)

  進んでいく方向から吹いてくる風。
45°前方から吹いている風の空気抵抗は、
その風が正面から吹いている場合(向かい風)の空気抵抗の約7割である。
  真横からの風は空気抵抗に対して中立ではなく、
その風が正面から吹いている場合の空気抵抗の約1割の空気抵抗を受ける。
向かい風では空力姿勢として、ケイデンスは低くしたほうがよい。
  風向角度(ウインドアングル)と動力(無次元)の関係を右図に示す。
風向角度は自転車の進行方向と風向きとの角度。

ポンチョ (poncho)

  袖なしの外衣。アンデスに起源がある。
布の中央に穴をあけて頭を出し、前後に垂らして着る。
フードの付いた形が多い。
自転車用の袖なしの雨着(レインコート)としても使われる。
雨着としてはレインケープがある。
サイクルポンチョとも言う。
前かご(バスケット)まで覆う形が一般的。
下が開放なので、換気性はよい。
強風の時には向かない。
材質は、ポリエステルなど。
  メーカーは、Carradice of NelsonOtto London 、など。

脚剃り (leg shaving)

  脚の毛を剃ること。毛深い欧米人が美観のために剃ることがある。剃ると毛が濃くなるので剃り続ける必要が生じる。足剃りとも言う。
脚剃りの理由として次のような神話が言われることがある。転倒した時の傷が治りやすいよう、マッサージをしやすいよう、絆創膏を剥がしやすいよう、空気抵抗を減らすよう。

自転車庫 (bicycle store、bicycle storage、bicycle locker)

  家庭などで自転車を保管するための施設。
出し入れのための扉が付いており、施錠できる。
前面カバーの付いたテント形もある。
雨および雪から自転車を保護すること並びに盗難防止を目的としている。
自転車保守用品などを置く棚の付いた形もある。
収容台数は1~3台。
横型及び縦型がある。
横から入れるもの及び前からいれるものがある。
材質は薄鋼板またはポリエチレンなどのプラスチック。
設置スペースの一例は、2000x1100mmまたは1700x1000mmなど。
自転車保管庫及びバイクロッカーともいう。
  メーカーは、稲葉製作所淀川製鋼所AllparkAmerican Bicycle SecurityAsgardBike Gard
BrodcoFalcoPalmer GroupRob McAlisterYardstash Solutions 、など。


マイクロシフト (microSHIFT)

  台湾の外装変速機メーカーであるAD-? Engineering社(1999年創業)の商標。製品はシフター、前ディレイラー及び後ディレイラーなど。 シマノ互換品も作っている。

自転車トライアル (bicycle trial)

概要
  自然の障害物(岩および丸太など)または/および人工の障害物のある5~10区間(セクション)のコースをトライアル自転車またはマウンテンバイクに乗って2~3回走り、足を着地しないで技能を争う自転車競技。
歴史
  1975年にオートバイのバイクトライアルを真似してスペインで始まり、米国で成長した。
UCI公認の最初の国際競技は1984年に行われた。
部門
  車輪の大きさにより、20型(トライアル自転車)および26型(マウンテンバイク)の2部門がある。
採点
  減点法で減点数が最小の者が優勝する。片足を1回着地すると1点減点。両足または手を着地すると5点減点など。 1区間当たり5点減点が最大。
UCI規則
  UCI規則では、最小区間数は14区間または16区間そして1区間に最大3箇所の障害物を設ける。
推奨区間長は20型車に対し約20mそして26型車に対し約60m。区間幅は1m以上。
連盟
   日本バイクトライアル連盟ホームページ (オートバイのトライアルもバイクトライアルと呼ぶが、これは自転車トライアルのホームページ)

アウターケーシング(outer casing)

  ケーブルハウジングのこと。単にアウターとも言う。

トライアル自転車 (trial bicycle)

概要
  マウンテンバイクから派生した、自転車トライアル(バイシクルトライアル)を行うための自転車。操作しやすいよう、ハンドル幅は広い。
サドル
  サドルは一般に付いていないが、付いている自転車もある。
競技においてはサドルは必要なく、人によってはサドルがあると体の動きの障害となる。また、サドルを無くして自転車を軽くすることができる。
車輪
  車輪径は20型、24型または26型で、幅の広い(32~47mm)マウンテンバイク用の車輪が使われる。
変速機
  一般に付いていないが、付いているものもある。ギア比は低い。
ブレーキ
  リムブレーキまたはディスクブレーキが使われる。
リコール
  Norco Bicyclesは2011年に販売したHavocモデルの上管と下管が交わる点でクラックが入る可能性があるとしてリコールした。
メーカー
  Inspired BicyclesNorco BicyclesOnza 、など。

トライアルバイク (trial bike、trial bicycle)

  自転車トライアルに使うトライアル自転車のこと。

ヘッドレスト (headrest)

  頭支え。
リカンベントにおいて、首が楽になるよう背もたれの上部にある頭を支える部分。
頭支えが無い形、固定式および着脱式がある。
ヘルメッと頭支えが干渉する場合は、ヘルメットの後部形状が丸い形を選定する必要がある。
背もたれ角が大きいと、頭支えを必要としない。


ロールアウト (rollout、rollout distance)

年齢  ロールアウト制限 
 13才以下   5.5m
 15才以下  6.0m
 17才以下  6.5m
 19才以下  男:7.9m、女:7.4m 
  ペダル1回転で進む距離。転がり、ロールアウト距離またはディベロップメント(展開)とも言う。
次式のように、ギア比とタイヤ外径で決まる。
                    ロールアウト = ギア比 x 後輪外径 x 3.14
少年レースでは、成長期の足を保護するという意味で、ロールアウト(転がり)に制限を設けることが多い。
具体的には、ディレイラーのねじで制限する。ある少年競技のロールアウト(転がり)制限の例を右表に示す。
   参考資料  「ペダル1回転で走る距離」の計算器

ぺディキャブ (pedicab)

  輪タクのこと。

輪タク (pedicab、velotaxi、cycle rickshaw)

概要
  自転車に客席を設けた人力タクシー。輪タクのタクはタクシーの略語。観光客などを乗せて走る。
速度が観光に適している。二酸化炭素、窒素酸化物および煤塵などを含む排ガスを排出しないので環境に優しいタクシーである。
ベロタクシーとも言う。
仕様
 (1) 三輪車が多い。客席は1人、2人または3人用。
 (2) 客席に覆いを設けたものが一般的。
 (3) 変速機が付いている。シフター握りシフターまたはラピッドファイアーなどが使われる。
 (4) 前照灯および尾灯が付いている。
 (5) 方向指示器およびブレーキ灯を設けたものもある。
メーカー
  Advanced Vehicle DesignCyclestone Pedicab & RickshawMain Street PedicabsVelocabVeloform など。

プラットフォーム (platform、pedal platform)

  ペダルの踏面。 参考 プラットフォームペダル

トラック幅 (track width)

  おたまじゃくし形の三輪リカンベントにおいて、2つの前輪の接地点間の距離。
トラック幅は乗る人の幅、車輪の大きさ、搬入性および走行安定性と関係する。 前輪はハンドル操作で動くため、車輪が人に当たらないよう大きな車輪はトラック幅を広く取る。トラック幅が大きいとリカンベント全幅も大きくなる。
ドアから入れたい場合は、全幅は入口幅より小さいことが必要。
トラック幅は650~800mmのものが多い。

カップ (cup)

  自転車用のカップアンドコーン玉軸受の外輪わん(椀)ともいう。

四輪自転車 (four wheeled bike/bicycle、four wheel bike/bicycle、four wheeler、fourwheeler、quadricycle)

概要
  自動車のように車輪が4個付いている自転車。
2人などでペダルを漕いで走る。
仕様
  ハンドルは自転車のハンドルではなく、自動車のハンドルの形をしたものが多い。
1人乗り、2人乗りおよび4人乗りがある。
1人乗りは、三輪車でよい。 バイシクルバスは四輪車となっている。
メーカー
  Advanced Vehicle DesignBlackBird DesignsCaribbean RidersInternational Surrey CompanyPacific CyclesPedalworks
Prime Pedal KartsQuadracycleRhoades National CorporationUltimate Quadra-CycleVery EcoZEM など。

二輪車 (two wheeled bicycle)

  車輪が2個(前輪及び後輪)の自転車。ほとんどの自転車は二輪車であるが、一輪車三輪車および四輪車もある。

アンダーシートステアリング (under seat steering、USS)

  座下操縦。リカンベントなどにおいて、ハンドルが座(シート)よりも下(具体的には座のすぐ下)にある操縦方式。
  ただし、握り(操縦桿)は座よりも高い位置に出ている。シフターは主にバーエンドシフターが使われる。
  最初の座下操縦方式の自転車は、1905年に英国で販売された。

レスポンス (reseponse)

  応答。反応。リスポンスの誤発音(ローマ字読み)。ほとんど使われない。

オーバーシートステアリング (over seat steering、OSS)

  座上操縦。
リカンベントなどにおいて、ハンドルが座(シート)よりも上(具体的にはほぼ肩の高さ)にある操縦方式。
ハンドルはひざが当たらない程度に高くする。 ロープ(ケーブル)は長くなる。
アンダーシートステアリング(USS)よりも、自転車を押して歩きやすい。
  シフター握りシフターまたはラピッドファイアーなどが使われる。

エラストマー (elastomer、elastic polymer)

  イラストマー の誤発音(ローマ字読み)。

握りシフター (grip shifter)

  変速機の握り回転式シフターハンドルの握りの根元に付けたディレイラー用の握り(グリップ)を親指と人差し指で握って回転させることにより、
ディレイラーを移動させる変速機のシフター。握りを回すとその中の溝にロープ(ケーブル)を巻きつけてロープを引っ張り、ディレイラーを移動させる。
  人によっては、レバー式シフターより操作がしやすい。
グリップシフター、ツイストシフターおよびレボシフター(シマノ)とも呼ばれる。ブレーキレバーと一体の形もある。
  メーカーは、シマノAD-? Engineering、など。

アップライトポジション (upright position、upright riding position)

  直立姿勢のこと。直立に近い乗車姿勢(胴傾き角は70°~80°)。景色を見ながらのサイクリングおよび自転車旅行には、シティサイクルのような直立に近い楽な姿勢が適している。 呼吸が楽になる利点もある。オフロードを走るマウンテンバイクも前方の状況認識および操作性の向上のため、直立に近い姿勢が向いている。

ハイレーサー (high racer)

  座(シート)の位置が高い競技用のリカンベント
前輪軸の前にクランク軸のある長めの短ホイールベース(SWB)が多い。
  背もたれ角は25°前後と小さくして空力姿勢が取れるようにしている。
転がり抵抗を小さくするために、650Cなどの大き目の競技用の車輪が使われる。
なお、座の位置が低い競技用のリカンベントはローレーサーと呼ばれる。


イラストマー (elastomer、elastic polymer)

  弾性のある高分子物質。弾性樹脂、天然ゴムおよび合成ゴムなど。

ローレーサー (low racer)

  座(シート)の位置が低い競技用のリカンベント
前輪ハブ軸の前にクランク軸のある長めの短ホイールベース(SWB)が多い。人の乗った中央の図は長ホイールベース(LWB)。
  背もたれ角は20°~25°と小さくして空気抵抗の少ない姿勢が取れるようにしている。後輪は大きい。

ラピッドライズ (Rapid Rise)

  低ノーマル(ローノーマル)の後ディレイラーに対するシマノの商品名。

ワイヤロープ (wire rope)

概要
  鋼線をより合わせて作ったロープ。鋼線又は繊維をより合わせたひもをロープという。ブレーキ変速機のための力の伝達に使われる。
特徴
  ロープには、同じ直径の針金または鋼線(ワイヤ)よりしなやかで、かつ一度に切れないという利点がある。
外径
  太さは、ブレーキ用は1.5mmまたは1.6mmそして変速機用は1.2mmが一般的であるが1.4mmもある。
ロープと言うと綱引きに使われるような太いロープを連想するが、事務機には極細ワイヤで作った太さ0.5mm以下の細いロープ(マイクロロープ)が使われている。
長さ
  前ブレーキ用が1350mmなど、後ブレーキ用が2350mmなどそして前ディレイラー用が1900mmなど、後ディレイラー用が2200mmなど。
材質
  ステンレス鋼など。
コーティング
  アウターとの摩擦係数を小さくするために、テフロン(PTFE)を塗ったものもある。
工具
  ワイヤロープ(ケーブル)を切断する工具として、ケーブルカッターがある。
キャップ
  ほつれを防止するために、ワイヤロープ後端にはアルミ合金製のエンドキャップ(右図)を付ける。
ケーブル
  ケーブルとも言うが、ケーブルとロープは異なる。線を束ねているのは共通しているが、ロープは線を撚り合わせているのに対し、ケーブルは束ねただけで撚は無い。
電器製品のコードは、銅線のケーブル。
メーカー
  シマノAlligatorAshimaBBB Bike PartsCampagnoloClarks Cycle SystemsDelta CycleFibraxHostettler(ixs)JagwireKORENokon
W. L. Gore & AssociatesYokozunaWethepeople Bike 、など。

グローブ (glove、bike glove)

  手袋。 英語ではグラブと発音する。

リカンベント タンデム (recumbent tandem)

  二人乗りリカンベント。タンデムは2人乗り自転車のこと。
サドルの代わりに座(シート)を使い、足を前方へ押出すようにしてペダルを漕ぐ。
二輪車(右写真)および三輪車(下写真)がある。
夫婦、家族または友人と2人で乗り、2人で漕ぐ。
2組のハンドル、座(シート)、およびペダルが付いているが、操縦をするのは前ハンドルのみ。
2人力を出すので、1人当たりの空気抵抗及び転がり抵抗が小さくなり、軽くまたは早く走ることができる。
後部の人は走りながら、地図を見ることができる。
盲人でも自転車に乗って楽しむことができる。
前の人をキャプテンそして後ろの人をストーカー(火夫)と言うことがある。
キャプテンはストーカーに配慮しながら、起動、停止並びにハンドル、ブレーキおよび変速機の操作を含む自転車の制御を行う。
娯楽および旅行などに使う。
ハンドルはアンダーシートステアリングが多い。
ブレーキにはディスクブレーキなどが使われる。
変速機には外装変速機などが使われる。
がペダルで滑らないよう結合ペダルが使われる。
質量は30kgなど。
  メーカーは、Azub 、など。



レース (race)

SWB (short wheelbase)

  短ホイールベース。リカンベントにおいて、ホイールベース(目安)=850~1,150mm。ホイールベースが短いため、クランク軸が前輪の前方に突き出ている。前輪はひざの下となるため、小さくなっている。後輪は大きい。運転の操作性は良いが、乗り心地や安定性は、長ホイールベースにやや劣る。

CLWB (compact long wheelbase)

  小形長ホイールベース。リカンベントにおいて、ホイールベース(目安)=1150~1600mm。
ホイールベースをやや長くして、クランク軸が前輪軸と頭管(ヘッドチューブ)の間に来るようにしている。短ホイールベースより安定が良く、操縦性も悪くない。

LWB (long wheelbase)

  長ホイールベース。リカンベントにおいて、ホイールベース(目安)=1,650~1,800mm。 クランク軸は頭管(ヘッドチューブ)の後にある。
乗り心地が良く、安定性もあり速度も速い。低速での操縦性は良くなく、混んだ道や細い道の曲がりには向かない。長距離旅行に適している。

輪速 (wheel speed)

  車輪(タイヤ)の外周の速度。走行速度とほぼ等しい。

MWB (medium wheelbase)

  中ホイールベース。リカンベントホイールベース(車軸間距離)を短、中および長と分類したときの中ホイールベース。
多くは、クランク軸が前輪軸と頭管(ヘッドチューブ)の間にある。ホイールベースの目安は、1,150~1,600mm。一般には、CLWBと呼ばれる。

シフトアップ (shift up)

  高速方向に移す(動詞形)。名詞形はアップシフト

座下操縦 (under seat steering、USS)

  リカンベントなどにおいて、ハンドルが座(term10.html#seat)よりも下(具体的には座のすぐ下)にある操縦方式。
  ただし、握り(操縦桿)は座よりも高い位置に出ている。シフターは主にバーエンドシフターが使われる。
  最初の座下操縦方式の自転車は、1905年に英国で販売された。

シフトダウン (shift down)

  低速方向に移す(動詞形)。名詞形はダウンシフト

座上操縦 (over seat steering、OSS)

  リカンベントなどにおいて、ハンドルが座(term10.html#seat)よりも上(具体的にはほぼ肩の高さ)にある操縦方式。ハンドルはひざが当たらない程度に高くする。
  座下操縦(USS)よりも、自転車を押して歩きやすい。
  シフターのロープ(ケーブル)は長くなる。シフターは握りシフターまたはラピッドファイアーなどが使われる。

トライサイクル (tricycle)

  一般には、トライシクルと呼ばれる。