自転車用語 (続き12)自転車探険!

シートポストオフセット (seat post offset)

  サドル支柱(シートポスト)中心線からのサドルクランプの偏心またはその偏心距離。
オフセットは0(オフセットなし)~50mm。
例えば、25mmまたは40mmなど。
オフセットは、実質立管角(有効立管角)およびコクピット長に影響する。

プラネタリーギア (planetary gear)

  遊星歯車のこと。

チェーンステイ長 (chainstay length、chain stay length)

概要
  チェーンステイ長はボトムブラケットシェル芯(クランク軸心)とつめ(爪)芯(後輪軸心)間のフレーム中心線と平行な距離(右図)。 リアセンターと等しい。ホイールベースに影響する。後輪タイヤ(及び泥よけ)がフレームの立管(シートチューブ)に当たらない長さが必要。 水平つめでは、チェーン張力調整のために後輪軸を爪の中で前後に動かすので、チェーンステイ長は変わる。
長いチェーンステイの利点
  チェーンラインから外れた変速においても、チェーンの横方向の傾き角が小さくなり、磨耗および伝動損失の低下が少ない。 パニアを乗せる旅行車は、かかと隙間が大きくなるので望ましい他、 後輪はサドルから遠ざかるので乗り心地は良い方向となる。ホイールベースが長くなり、走行安定性が向上する。特に、下り坂での安定性が向上する。チェーンステイ長の長い自転車は安定性を重視していると考えてよい。
短いチェーンステイの利点
  チェーンステイ長が短いと剛性は大きくなる他、チェーンステイ、チェーンおよびシートステイが短くなり質量が軽くなる。
チェーンステイを短くするために、立管(シートステイ)を曲げたカーブシートチューブとすることがある。
実際のチェーンステイ長
   右図に、各種自転車に関しホイールベースとチェーンステイ長の関係およびフレームサイズとチェーンステイ長の関係を示す。これは各社の寸法図のデータを打点したもの。 茶色の点はシティ車、黄色の点は旅行車(ツアーリングバイク)、緑色の点はクロスバイク(ハイブリッドバイク)、赤色の点はマウンテンバイク(MTB)そして黒色の点はロードバイクを示す。この車種順にチェーンステイ長は短くなっている。 ロードバイクの中にもチェーンステイ長が長いものがある。同じフレームサイズでも、メーカーによってチェーンステイ長は異なっている。ホイールベースが長くなるに従い、チェーンステイ長も長くなる傾向が見られる。 フレームサイズが大きくなるに従い、チェーンステイ長もやや大きくなる傾向が見られる。 車種毎にこれらのメーカーのチェーンステイ長の平均を求めると、シティ車は約470mm、旅行車は約445mm、クロスバイクは約430mm、マウンテンバイクは約425mmそしてロードバイクは約405mmとなっている。

クイルステム (quill stem)

概要
  クイルと一体になった伝統的なハンドルステム
ステムにはハンドルが付く。
フォークの操縦管に差し込み、クイル上部の引上げポルトにより、うす操縦管の内壁に押し付けて固定する。
「7」の形状をしている縦の部分はクイルと呼ばれる。なお、クイルは鳥の羽の軸の部分のこと。
クランプ径
  25.4及び26.0mmなど。クランプボルトは、1本ボルトが多い。
ステム長
  80~180mm。
工具を使わずクイックリリースレバーで140mmまで高さ調節できる形がある(右端図)。
差込み長さ
  操縦管に差し込む最小長さ位置を示す刻印
はめ合わせ限界標識)を付けたものもある。
刻印のない場合は、差し込む最小長さは外径の2.5倍以上とするのが一つの基準。
材質
  アルミ合金及びクロモリ鋼など。
メーカー
  日東DedaelementiIson Distribution(Genetic Engineering)Origin-8Speedlifter 、など。

メカニカル (mechanical)

  機械式。油圧式または電気式に対峙して用いられる。油圧式と電気式を対峙した場合は、油圧式は機械式でもある。ディスクブレーキには、機械式及び油圧式がある。

ガセット (gusset)

  フレームの管の結合部などの大きな応力の働く箇所を補強する三角形状などの補強板。主にマウンテンバイクに使われる。左写真はフレームの頭管(ヘッドチューブ)と上管(トップチューブ)および下管(ダウンチューブ)の結合部の補強にガセットを使っている。
右写真はフレームの上管および立管(シートチューブ)の結合部の補強にガセットを使っている。ガセット板とも言う。

アンカーボルト (anchor bolt)

ブレーキ
  ブレーキロープ(ケーブル)を、ブレーキアームおよびちどりなどに固定するボルト。5mm及び6mmがある。アンカーは船のいかりのこと。
ロープを通す穴が開いている。ピンチボルトとも言う。
  メーカーは、Jagwire 、など。
コンクリート
  コンクリートに取付けるボルト。コンクリートドリルでコンクリートに穴を開けて、アンカーボルトを差込み頭をハンマーでたたくと、穴に入った円筒部が先端のくさび作用で広がって固定される。 広がるように長手方向のみぞが切られている。アンカーなどに使われる。

インナーチューブ (inner tube)

ビード (bead、tire bead)

  クリンチャータイヤ(WOタイヤ)に於いて、鋼製のビードワイヤーまたはアラミド繊維(商品名はケブラー)のロープが入っている左右の環状の端部。
タイヤをクリンチャーリムに保持する。タイヤビードとも言う。

ヘッド上ラグ (top head lug)

  頭管上ラグ。フレーム頭管(ヘッドチューブ)の上部に付いていて、頭管を上管(トップチューブ)と連結する管継手(ラグ)。

ヘッド下ラグ (bottom head lug)

  頭管下ラグ。フレーム頭管(ヘッドチューブ)の下部に付いていて、頭管を下管(ダウンチューブ)と連結する管継手(ラグ)。

シートラグ (seat lug)

  フレーム立管(シートチューブ)、上管(トップチューブ)およびシートスティを連結する管継手(ラグ)。

玉受け (outer ring、outer race、cup)

  自転車用の玉軸受外輪内輪玉押しと呼ばれる。玉受けと玉押しの間に保持器の付いた玉が入る。

保持器 (retainer、cage)

  軸受において、転動体の間隔を一定に保つために、転動体を緩やかに保持する金具。
玉軸受の場合は玉が転動体そしてころ軸受の場合はころが転動体。
保持器は鋼板、黄銅板または青銅板などをプレス加工して作られる。
ナイロンまたはテフロンなどの樹脂で作られることもある。

シャフト (shaft)

  軸。回転軸。自身が回転する軸(クランク軸など)および軸は回転せずそのまわりで何かが回転する軸(前後輪のハブ軸など)がある。いずれも軸受が付く。 写真の左から1番目は前輪ハブ軸そして2番目から4番目まではいずれも後輪ハブ軸。

会陰(えいん) (perineum)

  外陰部と肛門との間の部分。男性では陰嚢(いんのう)の後方の境から肛門までの間そして女性では陰裂の後縁から肛門までの間をいう。
男性の会陰は前後5~6cm、女性では前後2~3cm。サドルの形状設計に関係する。

外装変速機 (derailleur)

  チェーンスプロケット間で移動させることによりギア比を変えて変速する方式。クランクスプロケット間は前ディレイラーにより、そして後輪スプロケット(カセットスプロケット)間は後ディレイラーによりチェーンを移動させて変速する変速機。内装変速機に対峙する用語。 ディレイラーともいう。

   参考資料  [変速機

アノダイズブラック (anodized black)

  アノダイズ(陽極酸化)によって着色した黒色。アノダイズの後に色を付けて呼ぶ。例えば、陽極酸化によるシルバー色はアノダイズシルバー。

クイックリリースレバー (quick release lever)

  クイックリリースまたはそのレバー。ハブ軸(左写真)およびシートクランプ(右写真)などに使う、カム機構を使った開放レバー。
工具を使わずにレバー操作で固定及び開放ができる。

バンドブレーキ (band brake)

  帯ブレーキハブに付けたドラムをブレーキ帯(バンド)で締め付けて制動するブレーキ。ロープを引くと、レバーの先に付いたバンドをドラムに締め付けて制動する。
ドラム径は80~116mm。大きいほど制動力が大きい。カバーで覆われているので雨の影響を受けにくい。 ドラムとバンドの間の初期すきまは、アンカーボルトにおけるロープの位置として調整する。
  シティ車の後輪に使われている。折りたたみ自転車および小径車には後輪にバンドブレーキを使っているものもある。
  メーカーは、唐沢製作所 、など。

かかと隙間 (heel clearance)

  かかと(踵)とパニアの隙間。のかかとでパニアをこすらないように、かかと隙間が必要。かかと隙間はチェーンステイ(リアセンター)が長いと大きくなる。旅行車はチェーンステイが長いもの(440mm以上)が望ましい。チェーンステイ長が大きいと、ホイールベースも大きくなり走行安定性も良くなる。
  かかと隙間が大きくなるよう、かかとの回転半径を考慮して、パニアの形状を決めたものもある。
すなわち、パニアの下部前方をへこませると、かかと隙間は大きくなる。

自転車保険 (bicycle insurance、bike insurance)

  自転車搭乗中の自分および他人に対する傷害並びに他人のものに対する損害に対して支払われる、損害保険会社などが販売している保険。
   参考資料  「自転車保険

ランドナー (randonneur)

  菱形フレームドロップハンドルおよび変速機などが付いた、主に長距離のサイクリングおよび旅行などに使われる自転車。安定走行のために軸間距離(ホイールベース)は長い。軸間距離が長いと、かかと隙間(ヒールクリアランス)が大きくなる。ランドナーは仏語で長距離サイクリングという意味。
  メーカーは、新家工業東洋フレーム深谷産業丸石サイクルBoulder Bicycle 、など。
   参考資料  「自転車の種類」    ランドナー

頭管 (head tube)

概要
  フレームの最前部にあって、ヘッドセット及び前輪フォークの、操縦管が差し込まれている長さ150mm前後(100~230mm)の管。
サイズ
  頭管のサイズを表1に示す。
ヘッド角
  トレイルを作るために傾いている。水平との傾き角(ヘッド角)は、ロードバイクでは71°~76°
そしてマウンテンバイクでは67°~74°となっている。
長さ
  頭管の長さは頭管長と呼ばれる。
表1 頭管のサイズ
 操縦管呼び外径   ヘッドセット呼び寸法   頭管呼び内径 
 1インチ(25.4mm) 1インチ JIS 28.8mm  
1インチ ISO 30.0mm  
1インチ BMX 32.5mm  
 1-1/8インチ(28.6mm) 1-1/8インチ 33.8mm  
IS 1-1/8インチ 41.1mm  
ヒドゥンセット 41.9mm  
ゼロスタック 43.9mm  
 1-1/4インチ(31.8mm)  1-1/4インチ 36.8mm  
 1.5インチ(38.1mm)  1.5インチ 49.6mm  
フレームが大きくなると長くなる。
テーパー
  頭管を上から下へ広げたテーパーヘッドチューブ(テーパー頭管)がある。
工具
  頭管の端面を切削する工具として、頭管フェーシングセットがある。
頭管にヘッドセットの上下のカップを圧入する工具として、ヘッドセットプレスがある。
ヘッドバッジ
  商標を示すために、頭管の前方に独自のヘッドバッジを付けている自転車メーカーがある。
リコール
  (1)  Avanti Bicyclei社は、頭管が破損する恐れがあるとして、リコールをしたことがある。
  (2)  Redline Bicycles社の頭管がフレームから分離する可能性があるとして2010年にCPSCは、
同社にリコールを命じた。

リジッドバイク (rigid bike)

  サスペンション(緩衝器)の付いてない自転車。マウンテンバイクなどをサスペンションの有無で分類する場合に使われる。リジットバイクは、主に舗装路を走る自転車に適している。リジッドは堅いという意味。


フレームセット (frameset、frame set)

概要
  自転車の基本的な管構造体であるフレーム
フォークを装着したもの。
構造
  ヘッドセットも付いている。
頭管(ヘッドチューブ)がテーパーヘッドチューブの形がある。
稀に、サドル支柱(シートポスト)が付属している形がある。
使用するボトムブラケットに対応するポトムブラケットシェルであることが必要。
寸法
  フレームサイズは、各種ある。
材質
  アルミ合金、クロモリ鋼、チタン合金及びカーボン(炭素繊維強化樹脂)など。
塗装してあるので、一見して材質は分らない。
デザイン
  フォークは架空の動物の前足とし、シートステイ及びチェーンステイは後ろ足とした形がある。
メーカー
  グラファイトデザインCulprit BicyclesCyfacDromartiElectra Bicycle CompanyFabikeFairdale BikesKindhumanKyklosPlanet XShand Cycles
Starley BikesTerraferma CyclesTime SsportTrek Bicycle CorporationTrigon BicyclesVelo OrangeXpace IndustrialZullo 、など。

水平フレーム (horizontal frame、standard frame、non sloping frame)

  自転車にしたとき、上管(トップチューブ)が水平となるフレーム
標準フレームとも言う。
上管が傾斜しているフレームは傾斜フレームと呼ばれる。
水平フレームは、自転車掛けに上管をかけやすい。


バルブナット (valve stem nut、valve nut)

  チューブバルブステムリムに固定するナット。リムナットとも言う。英式バルブ仏式バルブでは、サイズが異なる。
米式バルブには付いていない。バルブステムナットまたはステムナットとも呼ばれる。

ベンチレーション (ventilation、helmet ventilation、ventilation holes)

  通気及び換気のこと。関連用語としては、ヘルメット通気(ヘルメットベンチレーション)及び通気孔(ベンチレーションホール)がある。

スプライン (spline)

  軸の全周長手方向に複数の溝を切って作った縦長の突起。ボス穴の溝とかみ合わせて、トルクを伝達する。

リコール (recall)

概要
  回収・無償修理。欠陥のある製品を生産者が公表して回収し、無料で修理又は交換をすること。
CPSCのホームページ、プレスリリース及びメーカーのホームページで公表される。リコールされた製品を販売することは違法。
シマノは1997年にクランクをリコールした。それを契機に品質管理に力を入れるようになった。
ハンドルステムサスペンション又はフレームなどの部品の欠陥(亀裂が生じるなど)のために、自転車をリコールしたメーカーは多い。
日本
  経済産業省商務情報政策局製品安全課が担当している。
  製品評価技術基盤機構は、自転車を含む消費生活用製品のリコール情報を提供している。
米国
  消費者製品安全委員会(Consumer Product Safety CommissionCPSC)が担当している。
   参考資料  「シマノ社史

ブッシュガード (bushguard、bush guard、bash guard)

  ブッシュガードではなくマウンテンバイクバッシガードのこと。 ブッシュガードは、低木(ブッシュ)からオートバイのブレーキレバーなどを保護する覆いまたは
スポーツ自動車の前照灯などを保護する鋼管製の覆いなど。自転車にブッシュガードは使わない。

クロス組 (cross lacing、cross spoking)

  交差組および接線組(タンゼント組)と同じ。スポークが交差する車輪の組み方。3交差組のように、交差数を表示したい時に主に使う。 ハブから接線方向にスポークを出すことによって交差組となる。1874年に考案された。それまではハブから放射状にスポークを出す放射組しかなかった。 ハブからリムへのトルク伝達に有効なので、ほとんどの自転車の後輪は交差組となっている。スポークの放射線からの角度は、スポーク数と公差数で決まる。

シールドハブ (sealed hub)

  密閉ハブ。防塵および防水を目的として、外部との間にシールを設け密閉したハブ。潤滑のために玉軸受グリースを封入してある。注油してはいけない。
分解しないことを前提としている。

コーナリングクリアランス (cornering clearance)

  曲がり(コーナリング)において、ペダルが路面と接する時の、自転車の傾き角度。ペダルクリアランス、ロードクリアランスまたはペダル接地角とも言う。 ペダル接地角は25゜以上でなければならない(JIS D9301、一般用自転車)。

フェアリング (fairing)

  空気抵抗を減らすための流線形の覆い。
冬には防寒の役目もする。
透明のプラスチック製(ポリカーボネイトなど)で、主にリカンベントの前面に取り付ける。
空気抵抗は5~15%減少する。
自転車全体を覆う形もある。日光及び雨に対する覆いとして、キャノピーがある。
フェアリングで全面をおおったリカンベントは、ベロモービルという。元は航空機用語。
  メーカーは、 Mueller Human Power など。

カセットハブ (cassette hub)

  カセットの付いたハブカセットスプロケットの取り付けができるスプラインの付いたフリーホイール部(フリーハブボディ)を持つ後輪ハブが一般的。
フリーハブとも言う。

応力 (stress)

  単位面積に働く力の大きさ。力の大きさをその力が働いている面積で割った値。単位はkPa(キロパスカル)またはMPa(メガパスカル)が一般的。
身体のストレスは、この技術用語が語源となっている。コンピュータモデルによる有限要素解析(FEA)で応力を解析できる。

ベロタクシー (velotaxi)

  主に観光客を1~2人乗せて走る人力三輪車タクシー。ポリエチレン樹脂製の屋根が付いている。1997年にドイツで生まれた。
ベロはフランス語で自転車のこと。 一例は長さ3,050mm、幅1,100mmそして高さ1,750mm。質量は144kg。21段変速。
   参考資料  [ベロタクシー

鋳造 (casting)

  アルミ合金や炭素鋼などの金属を溶かし、鋳型に注入して所要の形に作ること。
溶かした金属の注入口及びガスの抜き口(ベント)がある。
鋳型は上下2分割とする。
量産化のために、同じ部品が複数個並んだ鋳型を使う。
圧力をかけて注入する方式は、ダイキャストという。
  日本鋳造協会 、日本鋳造工学会


ロックリングスパナ (lock ring spanner、lockring spanner)

  ボトムブラケット(BB)のロックリングを回すためのスパナ。ロックリングの2つ以上の切り欠きにはめる2つ以上の爪が付いている。 ロックリングレンチとも呼ばれる。

振れ取り (truing)

  スポークニップルを回すなどして、ホイールの振れを調整して、ハブ軸に対する真円度および垂直度を出す作業。
ホイールを振れ取台に置いて行う。
忍耐力のある女性が男性よりも向いているかも知れない。
結束バンドを使って現地で点検することもできる。







チューブラーテープ (tubular tape、tubular rim tape、tubular gluing tape)

  リムセメントを使わず、丸タイヤ(チューブラータイヤ)をリムに接着する両面接着テープ。リムに接着しタイヤを装着して空気を入れる。
圧力で接着力がでるものが多い。幅は16~19mm。タイヤの転がり抵抗はリムセメントよりわずかに大きい。
  メーカーは、Velox 、など。

心拍数 (heart rate)

  心臓は収縮して血液を送り出す。
その圧力上昇は、手首で脈拍として感知できる。
1分間の心臓収縮数を心拍数または脈拍数と呼ぶ。
右手の人差し指、中指および薬指を、左手の手首(撓骨動脈)にあて脈拍数を数える。
心臓の鼓動によって発生する電圧を検知して、心拍数を計測する計器(心拍計)がある。
   参考資料  「心拍数と運動強度」、 「運動心拍数 計算器

テーパー (taper、tapered)

  次第に細くなるという意味。または先細りした物体。例えば、野球のバットは握る部分に向かって次第に細くなっているので、テーパーが付いていると言う。
バテッド管は、肉厚の厚い部分と薄い部分をテーパー(図の赤矢印の箇所)でつないでいる。 ブレードがテーパーになったフォークがある(右端図)。

マススタート (mass start)

  競技における集団スタートのこと。
全ての競技者が同時にスタートすること。このマスは名詞。マスドスタートとも言う。
マスは塊、集団という意味。その競技はマススタート競技と言う。写真はマウンテンバイク競技の集団スタート。

プーリケージ (pulley cage)

  後ディレイラーにおいて、案内プーリ(上プーリ)および張りプーリ(下プーリ)を保持している薄い左右一対の板。平行四辺形のリンク機構で支持されており、スプロケットに対して平行移動する。 ケージ長(上下プーリの芯間距離)は、小、中及び大の3種類がある。短ケージは長ケージに比べて動きが早い。
キャパシティが大きい場合は長ケージが必要。材質は鋼またはアルミ合金。後ディレイラーケージとも言う。

インナー (inner cable、small sprocket)

  • ケーブル
      インナーケーブル(ロープ)のこと。インナーケーブルは、ブレーキおよび変速機を操作するロープ(ケーブル)に対するシマノ用語。
  • スプロケット
      小スプロケットを表す和製英語。クランクスプロケットの内、(最内側にある)歯数の最も少ない小スプロケット。英語ではスモールスプロケット(小スプロケット)と言う。 小スプロケットの歯数は、ロード車用が24T又は36Tなど、そしてマウンテンバイク用が22T又は26Tなど。

リアセンター (rear center、rear center distance)

  後輪ハブ軸芯とボトムブラケット軸芯(クランク軸芯)の距離。 チェーンステイ長に等しい。後輪(及び泥よけ)が入る長さが必要。
リアセンターが短いと、チェーンの傾き角が大きくなる。 パニアを乗せる旅行車は、リアセンターが長いとかかと隙間が大きくなるので望ましい。

エンド幅(dropout width 、over locknut distance)

  (フォークの内面間距離または)チェーンステイの爪(ドロップアウト)の内面間距離。ハブロックナット間距離(OLD)に対応する。
  後輪爪のエンド幅は、車種およびスプロケット数に応じて110 、120 、126 、130 、135 、145 および160mmがある。
  ドロップアウト間隔 およびつめ間隔とも呼ばれる。

チェーンプーリ (chain pulley)

  後ディレイラーに付いていてチェーンが掛かっているプーリ(滑車)。上プーリはチェーンをスプロケット間に案内する案内プーリ(ガイドプーリまたはジョッキープーリ)。 下プーリはチェーンに張りを与える(弛みをとる)張りプーリ(テンションプーリ)。いずれもチェーンとかみ合うよう11~13Tの歯が付いている。

後反射器 (rear reflector)

概要
  後方に反射光を出すために付ける反射器。夜間に後方から来る自動車などの前照灯の光に反射して、自転車の存在を知らせ事故防止を計る。
仕様
  反射角は約20°のものが多いので、水平および垂直ともにその範囲に光が入るように取付ける。 広角反射器は 水平方向3面で構成されており、水平方向のより広い範囲の光に反射する。垂直方向は変わらない。 左側通行なので自動車の光は右後方から来る。米国は右側通行なので自動車の光は左後方から来る。
取付位置
  後泥よけ立管(シートチューブ)上部後方、サドル支柱(シートポスト)又はシートステイ
規則(日本)
   反射光の色は、橙色又は赤色であること(道路交通法 施行規則 第9条4)。なお、橙色は赤色より明るい。
規則(米国)
  CPSCの規則では、赤色であること(CPSC 16CFR1512)。
メーカー
  キャットアイMiranda & Irmao 、など。

ピンスパナ (pin spanner)

  ボトムブラケットなどのロックリングなどを回すためのピン付きスパナ。ロックリングなどの2つの穴または切り欠きにはめる2つのピンまたは爪が付いている。 ピン径は2.3mmおよび2.9mmなど。
  メーカーは、Park Tool 、など。

TDC (top dead center)

  上死点(ペダルが最上端に来た位置)。

バイザー (visor)




概要
  日光または雨などが目および顔面に当たるのを遮蔽するために、帽子およびヘルメットの前端に付いているおおい(つば又はひさし)。
バイザーは守る、おおうという意味。
仕様
  ヘルメットの場合は顔への日射は10~15%減少するが換気は少しだけ悪くなる。マウンテンバイク用では小枝が目に当たるのを防止する働きもある。 着脱式(スナップフィット)となっている。つばだけをバンドで固定するものもある。ヘッドバンドとバイザーを一体にした形がある。
メーカー
  Louis GarneauSwitchback 、など。
前照灯
  前照灯において、光が上に逃げるのを防止するおおいもバイザーと呼ばれる。

ローギア (low gear、low gear ratio)

  低ギア比のこと。

ロードバイク (road bike)

概要
  広義にはロードを走ることを前提とした自転車。
一般には、ドロップハンドルを持ち変速機の付いたスポーツ車の総称。
フレーム
  菱形フレーム(ダイヤモンドフレーム)で
溶接フレームまたはラグフレームとなっている。
装備
  クイックリリースハブ軸、フリーホイール700Cタイヤおよび結合ペダルを装備している。 軽量化のためにキックスタンドは付いていない。
用途
  公道での競技、サイクリングおよび自転車旅行(ツアーリング)など。
リコール
  Wilier Triestinaは2012年にIzoard XPモデルのフォークの操縦管が破損する可能性があるとしてリコールした。
メーカー
  ヨネックスFactorなど。
   参考資料  [自転車メーカー

トレッキング (trekking、trekking bike)

  長距離の計画的な自転車旅行
ロード系の旅行車ハンドルを、ドロップハンドルでなく平ハンドルとした自転車は、トレッキングバイクと呼ばれる。
後荷台泥除けおよび前照灯が付いている。
タイヤ700Cが付いている。

フロアポンプ (floor pump)

  床(フロア)に置いて、タイヤに空気を入れる 床置き空気入れ のこと。
空気を入れるに当たって、手で押す手押し式と足で踏む足踏み式がある。