バッグ自転車探険! 

身体に付けるバッグ 自転車に付けるバッグ 自転車運搬用バッグ

  バッグ(パック)は身体に付けるもの及び自転車に付けるものがあり、いずれも主にその取付位置によって名付けられている。
  注: 本ページの全ての写真はそれぞれ一例であり縮尺もそれぞれ異なるので、大きさなどの比較はできません。

  身体に付けるバッグ

ウエストバッグ バム(尻)バッグ バックパック メッセンジャーバッグ メッセンジャーパック
ハイドレーションパック ハイドレーションベルト 水袋(ブラダー) トートバッグ スーツキャリアー

ウエストバッグ

概要
  留め金の付いたベルトなどで腰周辺に装着する容量の小さいバッグ。ウエストパック、ウエストポーチ及びファニーバッグとも言う。


容量
  1~4リッター。
質量
  50~500g。
利点
  両手が自由に使える。収納物が見え、かつ手が届きやすい。身体に付けるので、自転車に付けるものより振動が少ない。
材質
  合成繊維または皮革(ソフトレザー又はハードレザー)。

バムバッグ



概要
  腰バンドの付いた一種のウエストバッグ。主にお尻の上に装着する。英国用語でバムは俗語でお尻のこと。腹又は腰横に付けても尻バッグと言う。両手が自由に使える。 一般に、ウエストバッグより容量が大きい。 ヒップバッグ、ヒップパックまたはファニーパックとも呼ばれる。
仕様
 (1) バッグの開閉はファスナーで行う。3室に分かれて3個のファスナーが付いた形もある。
 (2) クイックリリースバックルの付いた形がある。
 (3) 水筒を装着できる形がある。
容量
  1~6リッター。

バックパック





概要
  旅行、登山およびハイキングなどで、食糧、装備などを入れて背中(バック)で運ぶための、2本の帯で肩にかける背負い袋。 パックもバッグもほぼ同じであるが、大きさ(容量)の大きいものはパックと呼ぶ傾向にある。
米国で昔から使われている用語。日本のリュックサック(英国のラックサック)に相当する。自転車通勤に使われることもある。
容量
  20~60 リッター
特殊仕様
  (1) 安定させるために腰に巻く紐又は帯の付いた形がある。
  (2) トートバッグと組み合わせた形がある。
  (3) 同じ形状で3色から選べる形がある。
  (4) ボトル用ポケットの付いた形がある。
  (5) ヘルメットホルダーの付いた形がある。
  (6) 手提げのための取っ手(ハンドル)又は手提げ帯の付いた形がある。
  (7) 中に仕切りの付いた形及び複数のポケットが付いた形がある。
  (8) 通勤用にスーツ(背広の上下)、Yシャツ及び靴を入れる形がある。
  (9) 太陽光パネルが付いていて、携帯電話およびデジカメなどの蓄電池に充電できるものがある。
(10) ジッパーで開くと膨張して容量が大きくなる形がある。
(11) 犬猫を運搬するための形もある。
(12) 背中とバックパックの間にすき間を設けて、夏に背中が蒸れないようにした形もある。
(13) 荷物の出し入れがし易いよう、背面に上から下までのジッパーが付いた形がある。
        折りたたむとバックパック兼手提げバッグになるように作られている。
(14) 軍事仕様(ミリタリースペック)を取り入れて作ったものもある。
(15) バンジーコードを網目のように付けて、荷物を挟めるようにした形がある。
(16) 軽量の細い弾性棒を入れて、常に膨らんでいるようにした形がある(左から2番目の図)。
(17) 車輪が付いていて、キャリーバッグ(ローラーバッグ)になる形もある。
(18) 水袋を入れるバックパックとして、ハイドレーションパックがある。
(19) リサイクルしたチューブ を開いてパッチワークのように縫い合わせて作ったものがある。
(20) バックパックを外さずに、大型カメラを出しやすくするため、側面にカメラ入れを付けた形がある。
(21) サドル支柱バッグとしても使える形がある。
(22) 視認性を良くするために小さく薄いLED灯を背面に3個x2列と付けた形がある。
        電池はパックの中のポケットに入れる。
材質
  ナイロン及びキャンバスなど。
質量
  900~
1500g。
カバー
  雨カバー
(バックパックカバー)がある。
パニア
  長距離および5kg以上の荷物運搬には、バックパックよりも自転車に付けるパニアが向いている。

メッセンジャーバッグ

概要
  付属の帯(ショルダーストラップ)で片方の肩から斜めにかけるバッグ。
形状は横形及び縦形がある。書類などを入れるために長方形になっている。多くはA4サイズの書類が入る。 手紙、電報、文書および小包などを運んだ自転車メッセンジャーが使ったことから名が付いた。
自転車通勤などに使われる。クーリエバッグ またはショルダーバッグともいう。
特徴
  マジックテープまたはバックルなどの止め具の付いた大きなふたが特徴的。
バッグは背中にくる。
肩にかけたままで内容物の出し入れが行いやすい。 多くは携帯パソコンを入れることもできる。
書類などを入れるために長方形になっている。マジックテープまたはバックルなどの止め具の付いた大きなふたが特徴的。
特殊仕様
  (1) 太陽電池パネルが付いていて、携帯電話およびデジカメなどに充電できるものもある。
  (2) 帯(ストラップ)の長さは調節できる。帯の取り外しができる形が多い。
  (3) 帯に肩パッド(ショルダーパッド)の付いた形もある。
  (4) ジッパー の付いた外部ポケットまたは内部ポケットが付いているものもある。
  (5) 硬い運搬物が背中に当らないように背面にパッドを入れた形もある。
  (6) 防水仕様のものもある。
  (7) 上部に手提げのための取っ手(ハンドル)の付いた形もある。
  (8) メッセンジャーバックをバックパックにした形もある。
  (9) 風呂敷を折りたたんで結ぶとメッセンジャーバックとして使える。
(10) ふたを留める帯は、シングルストラップ(1帯)及びデュアルストラップ(2帯)がある。
(11) リサイクルしたトラックカーテンから作ったものがある。
(12) リサイクルしたチューブ を開いてパッチワークのように縫い合わせて作ったものがある。
(13) 掛けるのは右肩か左肩かによってバックルが逆になるものがある。
(14) 反射テープの付いた形もある。
(15) パニアとしても使えるものがあるが、やや大きい。
(16) LED照明帯の付いた形がある。
大きさ
  横長の形が多いが縦長もある。幅30~50cm、高さ20~30cm。
小、中及び大を揃えているメーカーもある。女性には大きいものもある。
材質
  ナイロン、ポリエステル又は革(ソフトレザー、ハードレザー又はスエード)など。






メッセンジャーバックパック

  縦型のメッセンジャーバッグに、バックパック用の帯を付けた形を基本とするバックパック(リュックサック)。 メッセンジャーバックパックともいう。容量は大きい。
メッセンジャーバッグの荷物の取出し易さは失われている。
帯の架け替えによって、メッセンジャーバック及びバックパックになるものもある。


ハイドレーションパック

概要
  飲料水を入れる水袋(ブラダー)を中に入れたバックパック
(背負いバッグ)。水袋は背中側に入れる。
ハイドレーションバッグ、ハイドレーションシステム又はキャメルバッグ(らくだの背中)と呼ばれることもある。
利点
  こまめな水分補給ができること、容量が大きいこと及びハンドルから手を離さなくてよいことなど。
構成
  補給水用のキャップ、ホースおよびバイト(噛む)バルブで構成されている。
使用法
  水袋の下部より出たホースはバッグの中を通り上部から外へ出ている。
ホース先端に付けたバイトバルブをかむと水が出る。
用途
  ボトルよりも大きな水容量を必要とする場合およびオフロードなどで手をハンドルから離したくない場合などに使われる。
ストラップ
  2本の垂直ストラップが一般的であるが、シマノ製はXストラップとなっている(上段図の左から2番目の図)。
特殊仕様
 (1) ウエストバッグに入れた形がある。水袋専用のもの及び荷物入れと組み合わせたものがある。後者が多い。
 (2) サドルバッグに入れた形がある。
 (3) 半そでのジャージーの背中にハイドレーションパックを取付けたものがある。
水容量
  中に入っている水袋の容量で決まり、1.5~10リッター。必要水量は発汗率と関連する。

ハイドレーションベルト






  ボトルを腰に付けるためのベルト。
ボトルの数は、1個、2個及び4個。

水袋(ブラダー)






概要
  飲料水を入れて運ぶ水袋。本体の水袋(ブラダー)、補給水用のキャップ、ホースおよびバイトバルブで構成されている。バイト(噛む)バルブを噛むと水が出る。
一般にはハイドレーションブラダーと呼ばれる。ブラダーは膀胱のこと。リザーバーとも言う。
バイトバルブ
  バイト(噛む)バルブを噛むと水が出る。バイトバルブはエルボによってホースに対して90°曲げて付けたものもある。
使い方
  ブラダー用のバックパックに入れて背中に背負う。ブラダーを入れたバックパックは、ハイドレーションパックと呼ばれる。 ウエストバッグに入れるものもある。災害時の非常用の飲料水容器として使うこともできる。
水の入れ方
  飲料水の入れ方は、水袋の上を開いて入れるもの及びキャップを開いて入れるものがある。キャップが大きいと、保管時に中を乾燥させやすい。保冷用のジェルを付けたものもある。 オフロードで水がジャブジャブしないように仕切りを設けたものもある。
特殊仕様
  (1) 内面洗浄のために、裏返して内面を外にすることができる形がある。
  (2) 加圧バルブをホースに接続して水袋内を空気で加圧して、バイトバルブから水が噴水のように飛び出る形がある。
  (3) ホースの途中に専用のフィルターを接続できる形がある。
容量
  1.5リッター、2リッターおよび3リッターなど。
材質
  ポリウレタンおよびポリエチレンなど。

トートバッグ

  手提げ袋。
トートは運ぶ、携帯する、の意味。
丈夫なキャンバスなどの生地で作った長方形の実用的なバッグ。
主に、婦人用。
買物などに使われる。
ジッパーの付いた形がある。
肩掛け帯の付いた形がある。
自転車の前かごなどに入れて運ぶ。














スーツキャリアー

  スーツを入れ多くは折りたたんで運ぶ製品。スーツバッグとも言う。自転車通勤などに使うことがある。











  自転車に付けるバッグ

パニア ダブルパニア ラックバッグ サドルバッグ フレームバッグ ハンドルバッグ ステムバッグ サドル支柱バッグ
かご かごライナー 飲料ボトル 工具ボトル ボトルケージバッグ ボトルケージ ポーチ ひも(ストラップ)

パニア

概要
  車輪の横につける主に自転車旅行用のバッグ。左右一対のもの(ダブルパニア)が多い。
バッグを取り付けるためにパニアラックが必要。交通安全上は明るい目立つ色のパニアが望ましい。
語源
  パニアという英語は仏語panier(パニエ)から由来したもの。panierは(パン)かごのこと。
種類
  前輪横に付けるフロントパニア及び後輪横にけるリアパニアがある。
仕様
 (1) 雨が降ることもあるので、防水性が必要。防水性のないものはパニアレインカバーが必要。
 (2) パニア背面の上部左右及び下部には荷台に固定するための金具が付いている。
 (3) 歩行時にパニアを持ち運ぶとき、パニアを肩に掛ける肩掛け帯(ショルダーストラップ)の付いたものもある。
 (4) メッセンジャーバッグとして使える形もある。
 (5) ロール状に折りたたみのできるパニアがある。
メッセンジャーバッグ
 (6) 後部に反射テープの付いた形もある。
 (7) プラスチックをダンボール状にした箱がある
  (1.8リッター、
  400g)。
 (8) バスケット又はピクニック用のテーブル及び椅子になる形がある。
レインカバー
  パニアが雨で濡れないように被せる防水性の
パニアレインカバーがある。
質量
  片側のパニア質量は0.5~1.5kg。
容量
  容量は10~50リットルそして平均的な寸法は:
  長さ: 40cm前後(38~70cm)
  幅  : 30cm前後(25~45cm)
  深さ: 20cm前後(15~30cm)
かかと隙間
  自転車には、かかと隙間が必要。
かかとが当たる部分の角を無くしたパニアもある。
荷物質量
   自転車にもよるが、標準的に運搬できる荷物の質量は、前パニアで10kgそして
  後パニアで15kgの合計25kg程度である。
重心
   荷物によって重心が低くなると走行が安定すると考えがちであるが、実際は不安定となる。 安定には静的安定と動的安定があり、重心が低くなると例えば箱を机の上に立てるような静的安定は良くなるが、自転車のような動的安定(動かないと倒れる)を必要とする場合は、 重心が高いほうが走行が安定する。しかし、わざわざ重心を高くする必要性はない。

ダブルパニア

  自転車のパニアラックの左右に付けるパニアを一対にしたパニア。
左右の荷物の重さを均衡させることが望ましい。
パニアがピクニック用のふたおよび取っ手の付いたバスケット又はテーブル及び椅子になる形がある(右図)。 テーブル及び椅子にしたとき強度が得られるように木材の積層材を使用している。











ラックバッグ

概要
  旅行、買物または通勤などのために、後荷台(リアラック)または前荷台(フロントラック)に載せる箱形のバッグ。ラックパック、トランクバッグ又はラックトップバッグともいう。
仕様
 (1) 降車時の運搬のために取っ手および肩掛け帯が付いている形が多い。
 (2) 形崩れしないように、補強材が入っている形が多い。
 (3) 上部横のチャックで開閉する形および内部に仕切りが付いている形が多い。
 (4) 取っ手および荷台に固定するための帯などが付いている。
 (5) ジッパー式の外部ポケット、肩掛け帯および反射テープが付いているものもある。
 (6) 専用の荷台に簡単に着脱できるものもある。
 (7) 上部にバンジーコードのネットを付けて、ヘルメットを装着できるようにした形がある。
容量
  後荷台用の容量は8~20リットル。

サドルバッグ

概要
  サドル後部に付けるバッグ。サドルパック、シートパックまたはシートバッグとも言う。
取付方法
  2本のサドルレールまたはサドル後部下に付属の2個の環状金具2個の吊り金具(サドルバッグループ)で吊る。
サドルレールへの取付方法は、ストラップまたはバッグ上部に付属したつかみ具による。
  サドル支柱に固定する形は、サドル支柱バッグと言う。
特殊仕様
  (1) 防水仕様もある。
  (2) 女性向けデザインもある。
  (3) LEDの後ライトの付いた形がある。
  (4) 1世紀近くデザインを変えていないものもある。
  (5) 縦形、横形、丸形及びなす形などがある。
  (6) 横形の中にはハンドルバッグとして使えるものもある。
  (7) 振れ止めのため、バッグ下方を、サドル支柱に固定するストラップの付いたものもある。
  (8) サドルレールに専用のアタッチメントを取り付け、それにバッグを着脱する形がある。
  (9) バッグをサドルレールに取付けるアタッチメントと一体になった形がある。
(10) 下部のジッパーを開き底を下げると容量が大きくなる形がある。
(11) 高速での空気抵抗が減るように、流線形にした形がある。
(12) ピクニックじゅうたんをサドルから吊るすストラップがある。
(13) チーズバーガーの外観をしたものがある。
(14) 着脱が簡単にできるよう、クイックリリースが付いた形がある。
(15) バッグとして手で持ち運びできるよう取っ手の付いたものがある。
(16) サドルバッグに入れたボトルからチューブをハンドルまで引き、 先端にバイトバルブを
付けて飲むようにしたハイドレーションシステムがある。
容量
  小さい形は0.6 literそして大きい形は、
約7 liter(300x170x140mm)。
入れるもの
  人によって異なり、一例は予備チューブ、工具、錠、携帯電話、デジカメ、地図及びカロリーメイト(エナジーバー)など。
材質
  ポリエステル布、帆布(キャンバス)、ツイード、皮革またはABS樹脂など。タイヤの廃チューブを切って広げてシートとし、それをつなぎ合わせたものもある。

フレームバッグ

概要
  フレームの前三角の内側の上管(トップチューブ)に付けるバッグ。
頭管(ヘッドチューブ)後方に付けるもの及び立管(シートチューブ)前方に付けるものなどがある。
形状
  取り付けスペースの関係から形状は三角形が多いが、かばん状の長方形及び六角形状もある。
上部横のジッパーで開閉するものがある。
容量
  約3リットルなど。











ハンドルバッグ

概要
  付属のベルトまたはブラケットなどでハンドルに取付けるバッグ。バーバッグとも言う。
自転車停止時にバッグに手が届きやすい。
ハンドルの前に付ける形が多いが、ハンドルの上または後に付ける形もある。
仕様
 (1) 女性向けデザインがある。
 (2) 反射テープ付の形がある。
 (3) ショルダーストラップ
      (肩掛け帯)付の形がある。
 (4) ボトルポケットの付いた形がある。
 (5) 上面に上部が透明の地図ケース又は地図ホルダーの付いた形がある。
 (6) 横などにポケットを付けた形がある。





  (7) 数秒でバッグを着脱できるブラケットもある。
  (8) ハンドルバッグとして使えるサドルバッグもある。
  (9) ハンドルに取付けるためのクランプが付いた形がある。ワンタッチボタンを押すとバッグをクランプから外すことができる。
入れる物
  地図、錠工具、カメラ、携帯電話、食品および水筒など。
容量
  2~5リッター程度。旅行用として容量10リッター程度のものもある。大きいものは、24リッター。
材質
  ポリエステル繊維、帆布(キャンバス)及び皮革など。
STIレバー対策
  バッグが大きくて、STI レバーからでたアウターがバッグに当たる場合は、 シフトメイトまたはヌードルなどでアウターを曲げる方法がある。






ステムバッグ

概要
  ハンドルステム後部の上管(トップチューブ)の上またはハンドルステムの上に取付けるバッグ。
手が届きやすい。トップチューブバッグともいう。
取付
  マジックテープで上管及び操縦管(ステアラー)に固定する。
用途
  当初は食べ物を入れるために作られたが、その他に直ぐに取り出したいものを入れる。
特殊仕様
  (1) メッシュまたは透明シートの上部カバーが付いている形がある。
  (2) 上部にスマートフォンが取付できるようにした形がある(左図)。
  (3) 折りたたみのできる形がある(右図)。


サドル支柱バッグ





概要
  バッグの金属製の支持枠(アダプター)をサドル支柱(シートポスト)に固定して取付けるバッグ。
ただし、小さく軽量なものには、支持枠がないものがある。
後荷台のない自転車を対象としている。
炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗にいうカーボン)製のサドル支柱には、強度上取付できない。
仕様
 (1) 肩掛け帯の付いた形もある。
 (2) クイックリリース機構で着脱を容易にした形もある。
 (3) サドル支柱との距離を調節できるようにした形がある。
 (4) 雨カバーの付いたものもある。
 (5) バックパックがサドル支柱バッグとしても使えるようにした形がある。
 (6) ミニバッグがある。


かご

概要
  自転車の前
(前かご)又は/及び後(後かご)に付けて、買物した荷物などを入れる入れ物。バスケットとも言う。
かごに入れる手提げ袋(トートバッグ)がある。
仕様
  (1) 底板の付いたものがある。
  (2) ふたの付いた形がある。
  (3) かごのふたとして、かごカバーがある。
  (4) 折りたたみできる形がある。
  (5) クイックリリースで簡単に外せる形がある。
      持ち運びのための取っ手が付いている。
  (6) 後ろに付けるかごは、車輪の上側に付けるもの及び車輪の横側に付けるものがある。
  (7) かごの内張りとしてバスケットライナーがある。
  (8) パニア又はピクニック用のテーブル及び椅子になる形がある。
  (9) 前後のかごが自転車のフレームと一体になった形がある(右端図)。
取付
  前かごは頭管(ヘッドチューブ)又はハンドル(ハンドルバスケット)に取り付ける。後かごは後荷台など上側に付けるもの及び横側に付けるものがある。
材質
  金属製が多いが籐製もある。

かごライナー

  前かご(バスケット)の上部及び内側を覆う袋状の内張り(ライナー)。
美観(内容物の目隠し)及び小物の落下防止などのために付ける。
内ポケットを付けた形もある。裏返しても使える形(リバーシブル)もある。
レジ袋の代わりにバッグとして使える形もある。

飲料ボトル

  飲料水またはスポーツ飲料などの液体を入れて、自転車のボトルケージまたはバッグなどで運ぶ飲料容器(水筒)。 ボトルはびんのこと。ハンドルから手を離さずに飲めるものもある。ほこり防止のダストキャップのついたものもある。保冷機能を持たせたものもある。手が滑りにくくしたものもある。 容量は500mlおよび750mlなど。2個を装備すれば容量は倍になる。材質はアルミ、ステンレス鋼、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリカーボネイトなど。 生物分解性の材質で作ったものもある。中が掃除しやすいようシリコンゴムシールを付けた取り外しのできるキャップを底に付けた形がある。 欠点は、すき間にカビなどが発生する可能性があること、質量が約30g大きいこと及び価格が高いこと。ボトルケージは使わず、ボトルに磁石台が付いていて磁石の力でフレームに固定するものもある。 噛むと水の出るバイト弁(バルブ)及びホースを付けたボトルもある。 ボトルより容量の大きいものとしては、ブラダー(水袋)がある。

工具ボトル

  工具、予備品または予備チューブなどを入れる容器で、フレームのボトルケージに装着する。 ねじの付いたキャップが付いており、防水構造となっている。高さが高いものと低いものを用意しているメーカーもある。材質はプラスチック。丸棒製のケージに引っ掛けるためのへこみの付いた形もある。

ボトルケージバッグ

  ボトルケージに入れて運ぶ円筒形のバッグ。
バッグの容量は500ccなど。
バッグには予備チューブ及び工具などを入れる。
一般に、ボトルケージはフレームに2個付いているので、そのうちの1個を使う。


ボトルケージ(水筒受け)







  水筒(ボトル)を自転車に保持するかご(ケージ)。主に、フレームの下管の上又は/及び立管の前に取り付ける。
多くの自転車は、フレームに取付用のダボ(5mmの雌ねじ付きが多い)が付いている。 ダボがない場合は、バンドで固定する。
自転車の振動による水筒の振動音が出ないよう、ばね作用で水筒を固定するようになっている形が多い。材質は炭素鋼、ステンレス鋼、アルミ合金又はチタン合金などの4~6mmの丸棒又はチューブを曲げて作ったものが多い。 炭素繊維強化樹脂(CFRP、俗にいうカーボン)、プラスチック又は竹製もある。ボトルホルダーとも言う。
容量は500ml、750ml など各種。質量は形状及び材質に応じて、25~120g。
  特殊な例として、磁石の付いたマウント(ベースプレート)をケージを付けるダボにねじで固定し、それに磁石の付いたボトルを吸着させる方式がある(右端図)。ケージがないという美観などを売りにしている。

ポーチ

  小物を入れる小さな袋。
長手方向にジッパーが付いている。
予備チューブ及び工具などを入れる。
フレームのボトルケージ座に取り付けるポーチケージがある。
ポーチケージの上にボトルケージを取り付けることもできる。



ひも(ストラップ)

  バッグの替わりに、ひも(ストラップ)でサドルレール又はサドル支柱などに、予備チューブ及びタイヤレバーなどを固定する。
振動により離脱する可能性がないとは言えないので、オフロードには向かない。



  自転車運搬用バッグ

輪行袋 自転車ケース 車輪袋

輪行袋

  • 概要
      分解または折り畳んだ自転車を入れて運ぶための運搬袋。
      電車またはフェリーなどで現地に行き、袋から出して組み立てて乗る。
  • 種類
      ロードバイク用、マウンテンバイク用および折りたたみ自転車用がある。
    硬いケースのものは、自転車ケースと呼ばれる。
  • 構造
      肩に掛ける帯が付いているものが多い。防水仕様となっているもの及び収納袋が付いているもある。袋内部にサドルおよびエンド金具を置く位置を表示したものもある。 中仕切りが付いたもの及びスキュアーなどを入れるポケットの付いたものもある。安全帽および靴が入れられるものもある。専用の詰物(パッド)が付属しているものもある。折りたたんで専用のバッグに入れると、ボトルケージに収まるものもある(右図)。
  • 形式
       前輪および後輪を外して、フレームと共に輪行袋に入れる形が一般的であるが、前輪のみを外して残りのフレーム等と共に輪行袋に入れる形もある。 両輪を外す形には、横型袋および縦型袋がある。
      (A)横型袋
       チェーンステイを上にして(上管を下にして)輪行袋に入れる(右図)。横長となる。エンド金具は付けたほうがよいが、必ずしも必要ない。
      (B)縦型袋
       シートステイを下にして輪行袋に入れる(右図)。エンド金具は付ける。縦長となる。相対的に場所を取らない。女性で背の低い人には向かないこともある。
  • 分解
       輪行袋に入れる準備として、前後輪およびペダルを外す。自転車の分解のとき、チェーンは後輪の最小スプロケットに掛けると、後輪は外しやすい。
    折りたたみ自転車は分解せずに折りたたんで入れる。ペダルは折りたたみペダルを使っているものがある。
  • 寸法
       収納前の広げた大きさはメーカーによって、横1150~1400mmそして縦760~1000mm。
  • 質量
       質量は240g~980g。生地が厚く強度の大きいものなどは重くなっている。
  • エンド金具
       輪行のとき、車輪を外した後のつめ(爪)に付ける金具。地面などにぶつかったとき、後ディレイラー、アウターおよびチェーンステイが変形しないようにする保護金具。 前輪用および後輪用がある。クイックリリースが付いている。後輪用は組立て式となっている。後輪用の台によって、自転車を垂直に立てることもできる。 つめ間隔130mmのロード車用となっているので、つめ間隔135mmのマウンテンバイクに対しては5mm厚のスペーサーを入れて使う。
  • チェーングリップ   チェーンが弛んでいると、輪行中に環状に絡み合うことがあるので、帯又は紐をチェーンに結び、チェーンを張って紐をフレームに固定しておくことが望ましい。
    なお、チェーンを張る金具としてはチェーングリップがある。それは、後輪を外したつめに取付けて、チェーンを張りかつ後ディレイラーを適切な位置とするためのチェーンプーリ(右図の赤色部品)の付いたクイックリリース軸。 輪行時には、チェーンがフレームに当たること防ぐこともできる。
      ロード車用(つめ間隔=130mm)およびマウンテンバイク用(つめ間隔=135mm)がある。
  • 旅客営業規則
      JR東日本、東海および西日本などの旅客営業規則によれば、「3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、その重量(質量のこと)が30キログラム以内のもの」で 「自転車にあつては、解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車であつて、折りたたんで専用の袋に収納したもの」は無料手回り品となる。輪行袋の3辺の最大の和は約150cmなので大きさ等の問題はない。 他の私鉄各社もこれに準じている。尚、高速バスは搭載を許可していない。

自転車ケース

概要
  自転車を梱包するためのケース。
飛行機の荷物として輸送するときなどに使う。
ハードケースおよびソフトケースがあるが、ソフトケースは輪行袋と呼ばれる。
キャスター付きもある。
収納
  ケースはヒンジの付いた二つ割になっており、一方にフレームなどそして他方に車輪を入れる形が多い。
梱包のための準備の一例は、ペダルを外し、ハンドルを90°回転し、車輪を外す。
自転車ケースに入れるために、BTCでフレームを分割する自転車がある。
材質
  EVA(エチレン ビニル アセテート)フォーム、アルミ合金、硬質プラスチック(プロピレンなど)及び薄鋼板など。
寸法
  縦、横及び厚さは、 (76~83cm) x(119~128cm) x (10~28cm)。
質量
  8~14kg。


車輪袋

概要
  車輪を入れて持ち運ぶため、又は保管するためのバッグ。ホイールバッグともいう。
1輪用および2輪(前輪および後輪)用がある。
仕様
 (1) 手提げ紐及び肩掛け帯が付いている。着脱できる肩掛け帯の付いた形もある。
 (2) 車軸の当たる部分は補強されている。
 (3) 2輪用は中に両輪の仕切りが付いていて、ツインジッパー(各仕切りに専用のジッパー)となっている形がある。
 (4) クイックリリースなどを入れる内ポケットまたは外ポケットが付いた形もある。
材質
ナイロン又はEVA(エチレン ビニル アセテート)など。
  耐衝撃性などのプラスチックで作ったものは、ホイールケースとよばれることもあり、飛行機による運搬などに使われることがある。

   参考資料  「自転車旅行携帯用品